2008/06/13

Day8 キャニオンランドとコロラド川


96557歩。ガイドブックの無い旅でしたが買いました。
一人旅は気楽です。今日もゆっくりスタート。

今回失敗だったと思うのはこの宿。ネットで「客の評価」で決めたんですが、あてになりませんね。
モアブは100ドル前後のモーテルだらけですが、質には差がありすぎ。
特に問題はないんだけど、ほぼ同じ値段なら新しい建物のほうがいいですから。

お昼用のサンドイッチを買います。

モアブはさまざまなアウトドアの基地です。ラフティングが有名ですが、
キャニオンランド・ナショナルパークはMTBや4WDの走行が認められています。
レンタルのMTB、バギー、ジープが並んでいます。
一人だとこういうツアーには参加しにくいですね。
でも今回は歩くんです。


町をでてまずテーブルマウンテンを登ります。

上り切った道端にて

ここで線路を横ぎり、わき道へ

そしてさらに上ります

やっと国立公園入り口に着きました

キャニオンランドナショナルパークはグリーン川とコロラド川が園内で交わるため
3セクションに分かれています。それぞれを行き来する橋はないため、公園も別々です。
今回行くのはアイランド・イン・ザ・スカイと呼ばれるセクション。
その名の通りのエリアです。


入り口から早くも見えたキャニオン

延々と曲がった道が続きます。


車のCMみたいだなー、と思ったら本当に撮影をしていました。
アウディーの新車のようです。
車はカバーがかかっていたのでわかりませんでした。


途中の風景。グリーンリバー側です。
イエローストーンから流れてくる川です。

こちらはその先端。残念ながら合流点はここからは見えません。
僕のいる場所は標高1800m、この崖下が1500m、
川はさらに一段下で標高1200mです。


歩きます。3km程度のアップダウンのないコースです。

このがけの上を歩きます。
スケールがわからないだろうなー。


道はこんな感じ。決してがけっぷちではありません。

もちろんところどころはこんな場所を歩きます。
300mの落差はあまり怖くありません。
むしろ100mぐらいのがけが怖いです。


(絵をクリックで拡大)
また張り合わせてみました。トレイルの終点からの風景。
右下の岩の上に人がいるのでスケールがわかるでしょうか。
右がグリーン川、左がコロラド川。合流点は前の岩山の向こう側。
残念ながらいけません。





中段の白いあたりに道が見えるでしょうか。
4WDならこの悪路を走れます。
次回はぜひ、、、

帰還。やっと10万歩を越えました。
街歩きをしないので歩数がのびませんね。

雲がいい感じです。
白い地層は風化に強いので、その段が台地として残ったそうです。
この下流はグランドキャニオンです。

雲がいいと、なんでも絵になりますね。

からだが重いです。町は標高1200mで、
一気に1800mへ上がって来たので空気が薄いんです。

別の角度です。
あの下に川があるんだねー。
川くだりでモアブからも来れますよ


やっと見えた川です。これはグリーンリバー。
川沿いにオアシスが広がります。


バイカーも多いです。
みんな50才以上で「昔はやんちゃだった」タイプの人が多いです。

今度はメサ・アーチへ向かいます。

ほんの小さな出来事が♪、、、サボテンの花

メサアーチは後ろからアクセスできます。
昨日アーチーズに行った僕としては、、ちょっとがっかり。

でもアーチの向こうの風景は桁違い。
アーチーズは繊細な感じで、こちらは豪快。

忘れたころに万歩計。

アーチのそばの花。

再び、仙人掌(さぼてん)
砂漠でも彼らは快適なのだな

さあ、そろそろ帰らなきゃ。

とりあえずモアブの町へ帰ってきました。モアブにはセスナの空港しかありません。
定期便のある最寄空港はコロラド州のグランドジャンクションです。


裏道でグランドジャンクションへ向かいます。
川は当然、コロラド川。

川が削って出来た狭い峡谷に、道がへばりつくようにあります

両脇は推定200mの崖です

前も後ろも赤い岩肌。

ところどころで渓谷が枝分かれします

多分、ここがアーチーズから水が流れ出す支流です。

ラフティングをしている人たちがいました。
昔、二度ほどやりましたが結構たのしいんですよ。

谷間が少し開けたところにリゾート牧場があります。
高級なリゾートですよ。

わき道は未舗装。赤い道が果てまで続きます。
行ってみたいけど、今日はやめときます。

メインの道も負けないくらいまっすぐ。
あの先に川の入り口があります

楽園のような緑の平野を抜けました

お、ワイルドターキー!

渓谷を抜けたところは広大な台地です。
コロラド川は偉大だ!グランドキャニオンもコロラド川の作品。

道は地平線のかなたへ。

さらにわき道に入ったら、センターラインも消えちゃいました。

ゴーストタウン?

この単線の線路が、シカゴとサンフランシスコを結ぶ
かつてのユニオン・パシフィックの本線

振り返ると延々と走ってきた道が、、、、

そしてついに高速へ。
ウインスローで降りて以来の高速道路です。

高速はコロラドへ

いよいよグランドジャンクションへ。
コロラド川の恵みの町です。
モアブもここも、砂漠にありながら水は豊富なんです。

ホテル着。
最後の夜は高めの宿にしました、というのは嘘で
昨夜予約ととろうとしたら普通のモーテル・ホテルがみな満室だったため、
あいているのは高いか安いかの選択でした。
高いといっても130ドル程度。


高速沿いで、空港のそば。便利な立地ですが、面白みはないね。

あーー、これ全部入るのか???
ベビー服の買いすぎ。
スペースの都合で、ほかの人にはみあげはありません。

晩飯はお気に入りのタコベルのテイクアウト。
荷物が入りきらなかったら閉店前にディスカウントストアへ走り、
スーツケースを買うしかないので時間がありません。

荷物は入りそうです、、、多分。
昨日の宿に洗いタオルを忘れてきたのを発見。
ま、いいか。

出発から111,339歩。本日は14782歩です。


この旅の目次へ

2 件のコメント:

Osamu Iwasaki さんのコメント...

スケール感がわかりませんねー 一度は行ってみないとダメだな.

そういえば、この間の渡米ではタコベル一回も食べなかった...

winslow さんのコメント...

映画「大いなる西部」で大牧場主が娘の連れてきた都会男に地平線まで広がる放牧地を見せ、「ここより広大なものはないだろう!」と自慢するシーンがあります。グレゴリー・ペック演じるその男は冷静に「Ocean」と答えるんです。

でもそれは詭弁だなと思います。僕も海は見慣れていて水平線なんか日常茶飯事なのに、地平線となると全然わけが違います。そのに土があり草がありそれが地の果てまで続いているんですから。逆に北海道の風景はちまちまして小さいと感じますよ、大西部を体験すると。