朝6時過ぎ、高校時代の友人Fジイが迎えに来た。
今日はヨセミテに向け、なまった体に喝を入れるために、とう
東京の最高峰、奥多摩の雲取山(2017m)を日帰りで登ってきます。
きついぞー
実は昨夜は眠れずに1時間しかねていません。
おまけに胃の調子も悪い。
大丈夫か、こんなんで2000mの山に登って。
我ながら心配だったけどコンビニでソルマックを飲み出発
あっという間に青梅へ
そこからさらに奥多摩へ
多摩川上流の渓谷沿いにこんな狭いトンネルを
いくつもくぐると、、
そして車は山梨県へ。雲取山は埼玉、山梨にもかかっています。
今回は三条の湯からのルート。高低差は1000mです。
登山道が始まる、秘湯へ続く林道を行きますが、、、
なんと落石のため一般車通行止めで、
登山道入り口にたどり着けません。
ここから歩くと、、、日帰りは無理。
中止の決定は一番難しい決定ですが、山歴25年のFジイは中止を決めました。
僕はそれに従うだけ。
代案として、鷹巣山(1736m)へ登ることになりました。
雲取山から尾根続きの山です。
ここからの高低差は約730m。寝不足でも大丈夫か!?
1263歩、11:28分に登頂開始です。
先行する山男
ちょっと雲が多めで不安です
それと暑い!これも不安。
手入れのされた杉並木の中を進みます。
けっこう急です。
飲んだポカリスウェットがすぐ汗になる感じです。
このルート、既に出発が遅れていたために歩行距離が短いので選びました。
つまり、勾配が急です。
それもそのはず、登りは急だし景色は全く見えません!
唯一の救いは、木のおかげで直射日光が柔らかなこと。
林業の人はたいへんだな~
整然と並んだ一直線の杉。
間伐された枝だが無数にありました。
さて、こちらとの差がわかりますか?
いきなり広葉樹林帯に入り、ますます景色が見えません。
でもこちらは自然林ですから和みますね。
動物が皮をはがした痕です。鹿かな?
だんだんと笹が生い茂って湿った感じに
ほらキノコ。毒かな?
ここあたりで1490m。すでに500m近く登ってきました。
腕が細く見えるのは腕時計が大きいせいです、念のため。
地衣類の森です
ますます湿度が高く。
ただ、日差しがないのと風があるので暑さはそれほどでも。
またキノコ。アマタケ?いやいや毒かな?
これは??たべられるのか???こわ。
見えにくいですが、沢が流れています。
もうかなりバテてます。シャツは汗でグショグショ
毒かな?
ここです
1640m。頂上まで、、、あと高度100m!
(この高度計は気圧を利用しているので、
天候が変わっていたため本当は200m弱ありました。がっくり)
5678歩、尾根に到着。
左の小屋は避難小屋。
避難小屋入り口
中はこんな感じ。雨などをしのいだり出来ます。
見上げれば、遙かに続く鷹巣山山頂への道
でも取りあえず、ここで昼食。
さあ登ります。山頂はすぐそこ(ではなかった)!
ここで縦走路と分岐して山頂への道は上へ上へ
先ほどから咲いているこの黄色い花、何だと思います?
どうもシダの花のようです。知りませんでした、こんなきれいに咲くなんて。
ね!
「さんちょうまだか~!(見かけほどはバテてません、ただ暑い)」
すぐそこのはずが、、
途中振り返ると見えてきた隣の七つ石山
まだかよ!先行するFジイはあんな先だよ。
右手の雲の中に雲取山があるはずです。
つまり強行していたら雨や霧の中でした。
ある意味、中止してラッキー。
7089歩で14:08
いいペースでした。
待っても雲が雲取山を隠して見せてくれません。残念。
こちらは奥多摩湖側。
雲は多いけど、まだ天気は大丈夫そう。
風が気持ちいいです
さて、汗のせいで寒くなってきました。
さっさと小屋まで下山します。
あっという間に到着。
ここで僕はシャツを着替えました。
同じ道を帰ります。行き見えなかったものが見えておもしろいんです。
苔!
それにしても単調で急な道。
よく一気にのぼってきたなー、と我ながら感心。
じめっとしたエリアです
このエリアは広葉樹の自然林。
ブナなどの林で緑も濃く、保水力も多く、水源には大切です。
でも見てください、木が曲がっています。
木材としては利用価値が低いということです
でも落ち葉もあって、生き物には優しい森です。
ほら、まっすぐでしょ
落ち葉があまりないので堆肥も出来ず、保水力も弱い。
おまけに動物の餌になる木の実の少ない。
木材には最適ですがね。
社の脇にあった巨木。杉に囲まれても堂々と立っていました。
里だ!
ここで登山道終わり!足が痛くなり始めていたので、ついて良かった。
16:19に16595歩でゴール。出発が1263歩でしたから15332歩の登山。
というか、ヨセミテへのトレーニングでした。つかれた。
さて車で谷を抜け、、
湖に沈む夕日を見ながら
今日は藤沢の実家発なので先が遠いです。
以上、ヨセミテのためのトレーニング、その2でした。ヨセミテの目次へ
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