2008/06/12

Day7 アーチーズ国立公園でプチ冒険

69751歩でモアブです。今日は連泊なのでゆっくりスタート。

ガソリンが1ガロン4ドルだよ、ついに。
1Lが100円ぐらいですから日本に追いつく勢い。
15年前は1ドル強ぐらいだったから4倍。

昼飯のサンドイッチを買います

観光ツアーのパンフだらけ。
ほとんどはキャニオンランド国立公園のものです。

アーチーズ国立公園に入場。

日本の名ばかりの国立公園とは違い、
この公園内には店なんかありません。
水を持っていかないと死ぬよ、と書いてあります。


つずらおれの坂を上ってテーブルマウンテンの上に上がります。

そこは世俗を離れた別世界

こんな感じの大地が広がります

バランスロック。今にも崩れそうです。

さらに奥へ行きます。

まずウオームアップでウインドウ・アーチへ軽く歩きます。
これは楽なやつです・


それでもこの迫力。アーチは寒暖差と風の力でできましたそうです。


真下から。割れ目が怖いです。

ここで昼飯を食べた後、車で園内の一番奥まで移動します。

ここから難易度の高いコースを少しだけ歩きます。
アーチーズのメインイベントはデリケートアーチ。
そこは最後にとっておいて、まずはランドスケープアーチを目指します。

ランドスケープアーチは園内で一番長く、
かつ世界でも数本の指に入る長さです。
しかもその細さが人気です。



多くを語る必要はないでしょう。
長さが89m、幅は1.8m。
1991年の崩落で危険なため真下にはいけません。


メインイベントのために体力を温存したいので、
ここで引き返すつもりでしたが、
その先のルートが僕をよんでいます。
行っちゃいましょう!
実はこのハイクは2度目です。

そしてアーチーズは3度目。なのにまた来ちゃうんですよ。
ここは一番魅力的なナショナルパークです。

住民の方

逃げちゃいました


岩の割れ目を登っていきます。
結構急ですが、危険ではありません。

先日友人に
『見かけによらず、アクティブですよねー』
と言われました。でも冒険というほどではありません。
山登りとかもあまりしませんし。
ハイキングがお似合いです。

岩の割れ目を登りきりました。

しばらくはこんな感じ

ケルンと私

ここがこのコースのハイライト。
岩の背を歩きます。

両側は崖。手すりもロープもなにもありません。
ただ幅は結構ありますし滑りにくいのですが、風が吹き付けます。
今日は弱風なので楽勝。
でも今日は時間の都合でここで引き返します。
正直この先はそんなに面白くないのを知ってるもので、、、

帰りも眺めは最高です。

風上はるか彼方に雲が。気になります。


別の角度からランドスケープアーチ。
次回まで崩れずにあるのだろうか、、、


そしてトレイル終了。

82845歩。既に本日13000歩。

そして急速もつかの間に次のトレイルを歩きます。
これが有名なデリケートアーチへのルートです。
前回も前々回も天候の都合で歩けませんでした。
二回とも雷雲が来ていたのです。
ここでは雷は命にかかわりますから。

遠くに雲があったので、あせって出発です。

ここだけ水がありました。
でも流れはありません。

まずは整備された道。

信じられないのは、水も持たずに歩いている人や
サンダルの人がいること。
自然をなめちゃいけないって。
でもなんとかなっちゃうんだろーな、こういう人たちは。
シートベルトを締めないバカと同じで、何か起きるまで用心不足が命取りになることはわからないんだろうなー。


このあたりから岩肌をケルンとたどって登ります。
ルートはわかりやすいです。

傾斜も見た目よりゆるいです。
そもそも全工程で150m程度しか高度差はありません。
グランドキャニオンは1500mですからね。
ここは散歩みたいなものです。

岩を登りきると、さっきのルートと似た砂地を奥へ奥へ

岩の逆側へ出ました。

岩に張り付くようなルートです

上から見ると結構怖いですね。


あの角を曲がれば、、、

じゃーーん、これがデリケートアーチです。

したにいる人で大きさがわかるでしょうか。

このあたり全体がプールのようなくぼ地に落ち込んでいます。

下から見上げたアーチ

アーチの裏は一気に落ち込む崖です。
どんな時もアメリカでは「自己責任で!」です。
後ほど中ほどの丘からこちらを見上げます。

本当は日没までいたいのですが、雲ってきたので降ります。
せっかくライトを持ってきたのに、、

振り向いたところ。
影は崖に落ちてます!

曇りました。雨や雷の雲ではないようですが、
曇ったら上にいる意味ないですからね


なんだかドラマティックな感じになってきました。
雲がぬけそうです


91642歩。8000歩さらに追加。
本日は20000歩を越えました。

でもこれで終わりじゃありませんよ。晴れそうなので
アーチを下から見る展望台へ向かいます。

ここからアーチにはいけませんって、、、知ってるって。

途中までは手すりつき

いよいよ雲から太陽が抜けそうです。
先を急ぎます。

けっこう登りました。遠くにアーチが見えてます。
またしてもケルンが頼り。


谷を挟んでこんな感じです。

ちなみに先ほどの上からの風景。
どこにいるかわかりますか?
中央の大きな影になっている岩山の上です。

アップにしました。当然まだ僕はいません。


曇ったままのアーチ。
小さなアリみたいなのが人です

中央に取り残された島のような岩

後からもう一人が頂上まで上がってきました。
こっちには2人しかいません。


頂上直下の花。後ろに見えるのはさっきの島。
これを撮るのは怖かった。
(カメラだけがけの下に下ろしてます)

後ろの山が晴れてきました。

ちなみにこの方はジェフさん。
大学職員で生徒たちは向こうの上にいるそうです。
晴れ待ちの間、結構いろいろ話をしてました。

いよいよアーチにも夕日が当たりましたが。

どちらかと言うと後ろ側のほうがきれいです。

アーチ、夕日が終わりかけです

後ろは絶好調。
この展望台(というか丘の上)には以前来たことがあります。
雨雲が近づいていたためにアーチへのトレイルを諦めて、
距離的にも短いここへ登りましたが、すさまじい夕立にやられました。
あのとき登らなくて良かった。

すっかり日が暮れました。
下ります。

こういう岩の背を歩いて登ってきました。

日が暮れると急激に寒くなります。
高原の砂漠の特徴です。
僕は準備万端。

裏山も日が終わりそうです


岩の割れ目に咲く花。
たくましいですな

こんな雨の少ない場所に生える草って
派手じゃないけどきれいです

すっかり真っ暗。

下山。もう夜の9時です。

ここから公園出口まで行く間に、闇が訪れました。

こうなると不気味です。

モアブの町に帰るともう10時ちかく。

こうなるとマックぐらいしかありません。

day7は96557歩。28000歩も歩きました。
冒険したから当たり前か。
今日はアーチーズでプチ冒険の日でした。

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2 件のコメント:

Osamu Iwasaki さんのコメント...

アーチ、すごいですね.
行ってみたい!

winslow さんのコメント...

ぜひ行ってください!
真夏と真冬以外はトレイルもそんなにきつくないですよ。