Day7は雲の上からスタートします。昨日の終わりを読んでいただくとわかりますが、昨夜は夜行便でサンフランシスコからニューヨークへ向かっております。英語でRed Eye Flightという夜行便、降りるとみんな目が赤いというわけです。
20代まだアメリカに住んでいた頃にシアトルから夜行便でニューヨークに帰ったことがありました。ヘロヘロでした。だからなるべくなら避けたい夜行便ですが、アメリカは国土が広く時差もあるため西海岸から東海岸に飛ぶと飛行時間と時差で8~9時間かかり朝飛んでも夕方について1日潰れちゃいます。実飛行時間は5時間ぐらいかな。東から西は朝飛ぶと昼前に着きます。スケジュールを立てる時は東から西が鉄則です。でも今回は仕方なく夜行です。一般的に大陸内の東から西への夜行便はないです。
20代できつかったので今は激きついと思い、マイレージでビジネスファーストにしました。ホテル代と思えばいいですし。
フルフラット~~~!それでも実睡眠時間が4時間ですのできついわ~~。朝食はなかったのか、それともあったのか。それすらわからず爆睡です
着陸態勢に入るのでシートをおこせと言われて起床です
なんかよくわからないけど都会だ。着陸するのはニュージャージー州にあるニューアーク空港。NYCに3つある大空港の1つです
きっとあの彼方にマンハッタンがある、、と思う。間もなく着陸です
着陸後、誘導路を移動中にやっとみえたNYの証。やっと着いた気になります。でもまだそこそこ陸路では距離あります
ぬぼーーっとしてたら、忙しいファーストの客は居なくなりました。ちょうどいいので滅多にのれない座席を記念撮影
ターミナルから。右が大陸横断してきた機体です。
その期待越しにマンハッタンのスカイライン。
到着したのはターミナルのかなり先の方です
お約束だな。今だけグッズですが、買いませんよ
トイレ(大)に行きたかったのですが、トイレが大行列でした。夜行のファースト客は、到着してもラウンジがつかえるそうです。軽い朝食もありました。別のラウンジにはシャワーもあって使えます。サンフランシスコに至っては夜行の到着客専用のラウンジもあります。でも預けた荷物がどうなっちゃうか不安なので、長居はできませんね。預入荷物なしだったら絶対にシャワー浴びたところですが。
快適にラウンジでトイレと洗面を済ませてバゲージクレームへきたら、すでに僕の荷物はぐるぐる回ってました。不思議なのですが、アメリカではスーツケース盗難が少ないのかここまではだれでも入れますし、タグのチェックもありません、昔から。逆に日本はバゲージクレームには乗客しか入れず、出口でタグの照合をしてます。日本ではスーツケース盗難が多かったという事だと僕は思っています。不思議の国アメリカです。貴重品を入れない習慣からか、あるいは豊かだったので他人の衣服なんか盗まないという事かもしれません。(昔の日本では服でも盗んだということか?飛行は金持ちだけだったから?不思議の国日本だ)
え~~、この時点で朝8時15分です。今空港を出ると道路は大渋滞でトンネルをネックにえらいことに。電車は電車でラッシュ時間。ついた駅も罵声が飛び交ってる頃なので、ここで時間調整。どうせ早くついてもホテルにもチェックインできませんから。時間調整しようにも、ターミナル内とは違いレストランは外にはありません。スーツケースを受け取り身動きもとれないので、バゲージクレーム脇で妥協
さっきラウンジでなら無料で食べられた程度の朝飯に大枚をはたいてしまった。空港は実に物価高。時間調整してますが、どっと疲れが襲ってきました。いつもは勢いでAirTrain(ターミナル移動電車)とNJ Transit(郊外電車)でニューヨークのペンステーションへ向かいます。その方が安いし早い。以前、ラッシュ時にタクシーで2時間以上かかってえらい目にあったことがあるので、車は嫌い。
ここでふとロバートが使ってたUBERとかLYFTとかの新しい配車サービスを思いだし、アプリをスマホに入れました。それにしてスマホとろすぎて超むかつく。1時間ほど時間調整をしてから、スマホで配車しようとしてクレジットカードの登録に手間取ったりして、さらにスマホにむかつく
9時半を回ってすいたであろう頃に、やっと登録完了。アプリで配車ボタンを押したらアプリがフリーズしてビビる。でもその1分後に電話が入ってドライバーがO番柱のあたりにいるからと。早!アプリの再起動より早!
乗っちまえば車は快適。渋滞はあまりひどくないのは事前にスマホで確認済み。そしてなにより初回の割引があるので安かった。人生初のUberである。
NYが近づきます。このUberですが、車も運転手も運転も会話内容も態度もNYCエリアでは以前のカーサービス(電話やネットで呼ぶタクシー)と変わりありません。いやカーサービスの方が1ランク上だったか。車はもうっときれいだったか。運転手も同じ南アジアの人だがもうすこし静かでゆったりしてたし、運転はこんなにあくせくしてなかった。いまは次の客を早く拾いたいからか、それとも運転手の性格からか飛ばす。タクシーほど無茶苦茶じゃないが、それに近い運転だ。会話内容は、以前はあまり積極的じゃなかったが、この運転手はよくしゃべる。不快ではないが、自分はパキスタン人だがトランプはひどい。やつを大統領にしちゃいけないとか。政治的な会話ってリスキーだからあまり運転手はしなかったとおもうが、、、。そしてスマホを何台も持っていて、1台はカーナビ、1台はUber用、1台は個人用、そして1台はどうも別のカーシェアーサービス用で稼働中。より多く稼ぐために掛け持ちしてる???
まあそれでも個人差というか比較の問題と言うだけで、別に不快ではなく順調にトンネルをくぐりNY州に
楽だわ~~、初回割引だし
マンハッタンにはいりました。トンネル周辺は大渋滞
ちゃんとホテル前につけないといけないようで(評価ってのがあるから)、大渋滞の一方通行を回り道してくれる。メーターせいじゃないし、別に急いでないからいいんだけど、、ついさっきホテルの1本北の交差点のところで降りればよかった。
それでも無事ホテルへ。この手のサービスの一番良いところは、支払いは自動で登録したクレジットカードでチップも不要。このあたりが面倒じゃなくてよろしい。チップ分ぐらいカーサービスより安いですが、サービスもやや下です。ま、文句をあえて言うほどではない。評価は4.5にしておきました。Welcome to New York Cityという感じだ。
定宿到着です。案の定と言うか、当たり前と言うか、早すぎてチェックインはできず。
10:40だもんね、しかたない。荷物だけ預けてお出かけしますか
なにやらカボチャ売ってたのかな、、、朝市の撤収前です
目的地はまずはこれ。最近はNYは自転車で動きます。36stとブロードウェーです
すがすがしい朝なのに、すでにおつかれ。気持ちとしてはDay6のままの疲労感です
深いことを考えずに自転車を3Dayで借りました。でもまてよ、、、雨の予報があったはずだが、、、
まあいいや
エンパイアーステートビルを見るとNYCに来た気になりますね。でも周りが高くなって、街中ではだんだん見えにくくなりました
ブロードウェーを疾走中
自転車レーン以外に、自転車信号もあったのか。今気づいた
やってきたのは23rdのマディソンスクエア(公園の方)
何はともあれまず銀行。最近また僕のアメリカの口座がある銀行が買われて、こんどはKeyBankの顧客になりました。ずっと前はHSBCでたくさんマンハッタンに支店やATMがあったのですが、それがFirst Nigagaraとかいう銀行に(支店ごと)売られ、マンハッタンには店もATMもなくこまってました。今度は1つだけですがマンハッタンに支店があります。ATMは数か所。前より便利になりました。だが、なぜか前のATMカードが使えない! 合併のせいで電話は待ち時間1時間以上といわれてたの直接支店へ。5分でカードを作ってくれました(名前の印字はないですが)。現金も高いATM手数料なしでおろせて、これで一安心。やっぱり店舗は必要です。
なんかあったら支店へ来いと名刺をくれ、裏にカスタマーサービスの番号もくれました。人と人のつながりは大事だね
こちら、NYで最初の高層ビルフラットアイロンビルです
ボ~~とビルを見てたら、なんか水滴が。雨かと思ったら、、
上にある草に水をあげているところでした。造花じゃダメなんですか?と野暮なことを言いたくなった。
再び自転車を借り、さらにダウンタウンへ
到着したのはこれまたいつものウクライナ料理レストラン、、というかダイナーとうか24時間営業の店
なんか壁の絵が替わったな
「My Heart Beets for Borscht」というTシャツ。BeatsとBeetsの洒落です
でもそのビーツをつあかったボルシチではなくチキンヌードルスープ。胃がつかれているんで、、、、
といいつつ、メインはキルバサ(ソーセージ)。つかれてないね、胃は
60周年だそうです
かつての学び舎をとおりすぎて
するっと携帯電話の店へ。そうです、スマホがへし折りたいほどとろいのです
物理フルキーボード付きスマホもあったんですよ、1機種だけ。でもね799ドルって高すぎ~~。とりあえず機種変更に備え、SIMカードを標準からnanoにしてもらいました。これでどのSIMフリー機種でも使えるぞ。でもアメリカは変態周波数なのでアメリカを意識したスマホじゃないとだめよ。(ちなみにですね、日本も別の変態周波数の国です)
帰りはつかれたから地下鉄で帰ります
電車来てるよ、、でもメトロカードが有効期限切れなのでブースの人に交換してもらいます。期限切れでもクレジットは移行してくれますよ、無料で。
こういう古い看板、いい味出してます
地下鉄を降りて出てきたのメーシーズ(デパート)
ここはホテルの目の前だったりします。地下鉄の駅と電車の駅とデパート近いというストラテジックなホテル計画です
なにやら新しい映画とのコラボ中
それには目もくれず、まずは10%引き券をゲット。パスポートか日本のクレジットカードを提示すればくれます
妹さまの命令で、姪っ子に買う子供服の下見中(ホテルのチェックインの時間調整中です、本当は)
いつも感心する木のエレベーター
いまだに木ですぜ
そんなこんなでフロントで言われた「早ければ1:30に部屋ができる」時間になりました。僕が思いますに、「それ以前も部屋はあいていることはあるけど、タダじゃ貸さない」という事だと解釈しております。(推測です)
部屋ができておりました。本来3時チェックインだから、感謝ですわ
いや~~、部屋があるってありがたい。小さくて、高くて、眺望も何もない部屋だけど、ああありがたい
眺望ってこんな感じ。もちろん眺望のある部屋は1日20ドルぐらい余分に払えば泊まれます。
参考までに以前泊まった時の写真。同じホテルです。
今日はこれだけ。ま、いいっすよ。どうせ部屋にほとんどいないし
さっそく荷物を広げてシャワーを浴びてきれいな服に着替えます。シャワーってけっこうフレッシュな気分には大事です。
ついでにというか、気温が低くなってきたのでコートに着替えました。
自転車でGO
どんどん殺風景というか、以前だったら怖い場所だけど今は再開発の場所へ
ミッドタウンのウエストサイドはどんどん再開発が進んでいます。
そしてコンベンションセンターに到着
ここの毎年フォトエキスポにきています。日本のカメラ見本市はカメラおじさんに占領されて機材に触れられないし、プロ機材なんかあまり展示してなかったり手が触れられないようになっていたりで、いろいろ言うと「ではあなたのスタジオでデモをいたしますので、ご日程を、、、」なんていきなり営業話になっちゃいます。
その点は、ここは大丈夫。もっとも世界的に有名なカメラ機材展はドイツのだし、アメリカではラスベガスのです。どちらかというとプロ寄りの展示です
今回の最重要目的地はこちら。次期の主力カメラにしようと思っている新しい中判ミラーレス機の実機を触りに来ました。新レンズも3本つけてみました。あくまでもまだ試作機だそうで、いろいろ不具合もありトロいです。発売が遅れているのは熊本地震でセンサーの製造遅れと言ってましたが、いろいろファームをいじって直しているところじゃないでしょうか。まだ買わないな、総額200万だし。でも安定したころには買うかも、、仕事用だからね。
このあと講演を聞きました。写真家と現TIMEのフォトディレクターの話。
さて、今日もたっぷり予定をこなしたので帰ろうかね。また明日来るよ
外はすっかり暗くなってました。なんとなくもやってます
エンパイアステートビルも頭を雲につっこんでます
帰りもレンタサイクル。定額ですので借りなきゃ損
ニューヨークもマンハッタンに限ると結構コンパクトです。特に東西は地下鉄もあまり走らないので、バスか歩きか車かになります。時間によっては自転車が最速です
多分この時間も自転車が最速です
エンパイアの付近まで帰ってきました
自転車を返して再びMacy'sへ
せっかくなので外で一休みすることに
この部分のブロードウェーは車が走りません。ヘラルドスクエアーという場所です。テーブルとイスがあってみなくつろいでいます。
お店もあるよ
そして公衆トイレも
コーヒーなぞ飲んで一休み
ここでいきなりメーシーズの地下にはいりました
でっかいピアノで遊んでいます
いつも思ういつかは買いたいスノーグローブ。オルゴールと共に、上のバスと下の地下鉄が走ります。欲しいが、いかんせんデカくて重くて壊れ物。無理です!
そんでもって再び地下鉄へ
ここは2つのラインが交わっていて、8系統の地下鉄に乗れます。便利です
再びダウンタウンです。8stで下車
このまま寝過ごすと、えらく遠くのコニーアイランドまで連れてかれちゃいます
それにしてもNYの地下鉄もキレイになったものです
地上に上がり、イーストビレッジ方面へ
何本かの道を渡ります
NYは夜景が様になりますね
そして着いたのが、なんとまた昼と同じウクライナレストラン
友人のこの近所に住んでいるデザイナーのさちと会いました。ここにまた来たのは、さちのリクエストです。みなさんもう僕と会うのはここだと決めているようです
ボルシチに会いに来たと言っても過言ではありません
おおなんと美しいビーツのボルシチだ
そしてメインはウクライナ風ミートボール。手前のはマッシュポテトです。アイスじゃありません
さらに蒸し野菜。なんとヘルシーな私
店を出て、ずいぶんと変わったイーストビレッジをぶらぶら
そして再び乗り放題との戦いのレンタサイクルで帰路に。沢山食べたので、腹ごなしと言う側面もあります。9thSTを西へ走ります。ブロードウェーは北から南の一方通行なので、帰りは回り道
ちらっと見えたワシントン広場のアーチ
ちょっと寄り道です。そういえばすいぶんと立派にライトアップされてますね。
ウエストビレッジに来ました。妙な彫刻がありますな
この場所、いつも見るたびにホッパーの"Early Sunday Morning”という絵を思い出します。実際の絵は2階建てだけどね。なんかもうこのエリアしか昔のNYCがない気がしてきました。
6thAveまできましたので、ここからは一路北へ。
ホテルの隣にもホテルがあるのですが、そこの屋上にバーがあるそうです。ずっと気になってますが、ほらなにせ飲まないし。
はい隣の我がホテルに到着
去年まではなかった気がするのですが、今はキーをいちいちささないとエレベーターのボタン操作ができません。悪いやつが勝手に入って何かしたな。
ボタン多すぎ
そうそう帰りに買った、しゃれなお豆のスナック。なんか食べたことある味だと思ったら
おっと、ビーノじゃないか。パッケージでこんなに上品になるんだな
なんていっているうちに深夜だ。長い長い長い1日だった気がしたのは僕だけだろうか。教訓:ファーストのフルフラットのシートでも、夜行の大陸横断フライトは辛いからやめる。一日つぶしても昼間移動。4時間睡眠+3時間時差ってのがいけないんだな。
本日は19173歩でした。歩いた歩数以外はカウントしないはずですが、明らかに余分に感知している模様だね。ま、目安だからいいってことよ。
おやすみなさいませ
4 件のコメント:
日本の空港で荷物チェックが厳しいのは盗難というより間違えて持ち帰る人が多かったからだそうだよ。今はそうでもないけど、昔はサムソナイトとか、みんな同じ見た目のスーツケース持っていたもんね。
そうなの?まあ空港関係者がそう言うならそうかもしれないけど、なぜバゲージクレームに搭乗者以外を入れなくしているのかが説明つきません。ある時期に国内線で部外者による持ち去り(置き引き)が多発した時期があったのではないでしょうか?と、推理しております。地方空港でもフェンスでコンベアを囲んだりしてましたから。犯罪が極めて少ない国になったのは、高度経済成長のあと話で、戦後日本に限ると窃盗は多かったはずなので。どうかな?
日本や後進国の国々も国内線バゲージクレームに入れないのは窃盗なとが、多いからかなぁ…と、思っていました。
Yasuhiroさん、こんばんは。最終日に成田空港駅の案内板に「トイレ付近での置き引きが多発しているのでご注意ください」というメッセージがながれてました。もしバゲージクレームに誰でも入れたら、今でも窃盗は多いんだろうと思います。推測ですが
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