2012/10/31

旅後記2: コロニアデルサクラメント、または食について

 

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ウルグアイってどうやって行くんだ?

日本から直行便はない。隣国から飛行機か長距離バスがある事は、調べずともわかる。でも調べたらブエノスアイレスからの高速フェリーもあるらしいので、これを選んでみた。でも実はフェリーが一番一般的なウルグアイへの道らしい。ブエノスアイレスの対岸が、世界遺産の町コロニア・デル・サクラメントだ。

 

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眼前に広がるラプラタ川は巨大なので、横切るのに高速船でも1時間、普通船なら4時間かかる。写真の左上の十字部分あたりを横切るのでの話だ。河口はもっと巨大。

 

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フェリーに乗り込んですぐの衝撃はこれだ。窓際のマテ茶セット。日本でもペットボトルのマテ茶を売っているが、本物はこうだ。専用カップには茶葉がたっぷり入っていて、お湯を注いで茶こしのついたストローで吸う。フェリーに乗った瞬間から、もう飲み始めている。ウルグアイ人はこの、マテ茶セットを本当にどこへで持ち歩いている。基本はグループで回しのみ。ブエノスアイレスではあまり見かけなかった。

 

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歩きながらなんて当たり前で、揺れる長距離バスの中でも回し飲み

 

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カフェで回しのみ。持ち込みも可らしいが、カフェのメニューには見あたらなかった。

 

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小脇にサーモスを抱え、手にカップを持つのが一般的らしい。すべてをきれいに収納するケースもあった。

 

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この右の棚はすべてマテ茶の茶葉。とにかく彼らは老いも若きもマテ茶ばっかり飲んでいる印象だ。もちろんコーヒーも飲んでるけど。

 

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そういえば昔の日本って、田舎に行くと道端でお茶を入れて飲んでたよね。仕事の途中だったり、なじみの店先だったり、立ち寄ったご近所だったりで。

それが知らぬ間に日本では便利な缶やペットボトルのお茶にかわり、ゆっくりすわってお茶を入れる時間の使い方がなくなった。ウルグアイもそうなって行くのだろうか??僕のウルグアイの印象を一言でまとまれば、マテ茶である。

 

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ウルグアイでもう一つあげるとすると、、、

 

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肉である。さすがに牧畜の国ウルグアイ。もうマテ茶と肉のことしか考えてないだろうってぐらい、肉食だ

 

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巨大な網の上で、牛を丸ごと1匹焼いてる感じだ

 

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肉屋だってド~~ん

 

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僕は肉好きだと思ってたけど、きっとウルグアイの定義ではベジタリアンなんじゃないか。野菜なんか食っちゃって。

 

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肉が多すぎてうんざりで、途中からは野菜が旨かった。

 

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マテ茶は繊維が多く飲む野菜だそうだから、豪快に肉を食ってゆったりとマテ茶飲む。それがきっとウルグアイなんだな。

 

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少なくとも田舎で平和なコロニア・デル・サクラメントでは、マテ茶とともに時はゆっくりと流れ、

 

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太陽もスローモーションで暮れてゆきました

 

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そしてゆったりとした夕食

 

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日本が忘れた、ゆったりとした時間がここにはありました。何もしないで、マテ茶でも飲みながら、長く滞在したい町でした。

 

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