2009/02/24

Day5 自由への脱出

ノックの音と「ボーダーコントロール!」の声で起こされた。

もうすぐ国境ということは、寝ている間にサンクトペテルブルグを通ったらしい。

ちなみに59717歩です

やがて列車は雪原の真ん中に停車。トイレを係員が検査し鍵をかける音がした。いよいよ税関の検査が始まる。昔の旅を思い出してかなり緊張。ソビエト時代ならここの写真を撮ったら逮捕だな。

携帯の地図によるとここら辺に停車中。このあと係員が僕の部屋へ。
「Japanese」
「yes」
「Do you have more than $3000?」
「NO」

「OK」

これだけ。
かばんの上に手を置いただけで中もみない。

そんなさなかに朝食がくる。なぜか緑茶が来た。
車掌さんたちは英語ができないので多分僕がそううなずいたんだろう。まあいいや。

ずいぶん長く停車した。そとを何度も係員が往復したが、以前とは厳しさが全然違う。
車体の下もみてはいたが、マシンガンを持った兵隊はいない。


もう国境を越えたのかと思ったが、すれ違うのはロシアの機関車
まだ西側へは脱出していない。

今度はこの駅に停車。
係員が回って出国審査である。これにいたってはパスポートを見て判を押しただけ。質問もなし。
ある意味拍子抜け。ある意味ひと安心。


列車はゆっくりと駅を出る。
すぐ駅の横に柵ががあった

また柵がある。緩衝地帯?

茂みの向こうに二つの三角が向かい合っていて、中央に何かある。これが国境かな?

さっきまでとは違う監視等の下をくぐる

電線の作りが変わっているので、たぶんフィンランド入りしたようだ。昔風に言うと東から西へ出た。
さっきの国境こそが鉄のカーテンだった。自由だ!!

最近は携帯の会社が変わるので確認しやすい。
ここで停車。

今まで引いてきたロシアの機関車が帰っていく

駅前の看板の文字がローマ文字に変わった。
なんとなく読める。意味はわからないがそれだけでうれしい。

フィンランドの係員が愛想よく僕の寝台にやってきた。
でもロシア人には厳しいようだ。


機関車もフィンランドカラー


お、ジャンプ台

駅前もロシアと違う。バスも違う。

ヘルシンキ中央駅到着!

59832歩で自由への脱出。ここから今夜、寝台で北へ向かいます。
それまでヘルシンキで時間をつぶします。ここへは帰国前の数日かえってきますけど。


フィンランド側の機関車。意外に強面。


お、ソビエト製でした。

駅のコンコース。警官がいるけど市民を守っているのだ。
まあそれが普通。モスクワが変。

英語も完全に通じるので幸せ


最近の優先事項。新しい国に入ったらまずプリペイドの携帯カードを買う。これをFOMAカードのように電話機にさすだけ。ただし電話は携帯会社のは自社専用にロックされているのでだめです。(豆知識:イーモバイルのスマートフォンはほとんどがロックされてませんのでつかえるはずです)

中央駅をでます

ヘルシンキは路面電車の街です。環状線に乗ります

港で降りてみました。まちろん完全結氷。遠くにストックホルム行きののシリヤラインの客船が見えます。

連絡船が割った航路跡




再び環状線。へんな顔です

少しあなごさん


すぐに大聖堂前

おやくそく


階段の上からの眺め。この景色、カウリスマキの映画で見た気がします


フィンランドでは滑り止めは小石です



そしてフィンランドといえばノキアの国。ここがノキアショップ本店。

入りました。そして、、、、


買ってしまった!
だって40%引きだったから。これにAUのカードをさして着信用にします。貸すよ。

寒いからカフェに逃げ込みました。ついでに無料のWIFIを使い日記更新中

再び街へ。カウリスマキの映画の舞台と思うと「マッチ工場の少女」などで出てきた暗さがただよいます。


くらい

まちがくらい。

さっきまでの自由への喜びがさり、普通になりました。第1プリウス発見。

中央郵便局

えーーーー、美術館がしまっちゃった

仕方がないのでデパートへ。手袋購入。お買い物欲が出てくるね、この街は。

またカフェ。日本の大手ガイドにはフィンランドのガイドブックがありません。今度はこれから行くラップランド地方のガイドをかってお勉強。

店を出ると雪が。オーロラを見に行くのに行くじゃダメだろ、、

さっきまでいたデパート。意外だったのは1Fの広い売り場で髪の毛のカラー剤を売っていたこと。アメリカ人の金髪の大半が偽物なのはしってたけど、北欧もそうなのか??

再び雪の中央駅へ戻ります

夜の駅も平和です。いいことです。


そろそろ乗ります

あ、列車が入ってますね。

あわててロッカーから荷物を出します。

こいつがロヴァニエミ行の寝台特急。

寝台車は総二階建て

あれ、またソビエト製機関車?

ロシアの寝台のほうが一部屋は広いですが、、

部屋にトイレがあるんです。


そして奥の壁を手前に引くと同じスペースがシャワールームに。仕掛けはいいんだけど、びちゃびちゃになっちゃうよね、トイレ。(でも床にヒーターが入っているのですぐに乾きました)スペインのシャワー付き寝台はシャワーとトイレがカーテンで分かれてましたから、そっちのほうが良かった。でもスペイン製はお湯がぬるかったんです。こいつは熱い湯がでました。ただしボタンを押して30秒ぐらいでとまりますで、ボタンを押しまくります。

食堂車が楽しみだったのですが、ビュッフェだけでした。

英語が通じるので安心してたら、、、嫌いなドレッシングが、、、

しまったーーー

仕方がないので食べました。大人だな、おいら。

積算68603歩。本日は少なめの8886歩でした。
乗物乗りっぱカフェ入りっぱなしだったからね。

フィンランド1日目の夜は早めに終了。
明日の朝8時前にラップランドの中心都市ロヴァニエミへつきます。

オーロラ見えるかな?

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