あけましておめでとうございます。新年早々、実家で暇人は散歩へ出ます。そう、久々に東海道を歩きます。ちょっと遠い散歩だけどね。前回は蒲原宿まででしたので、本日は次の由比まで。
毎度おなじみの辻堂駅ですが、豹変しました。駅裏にあった工場跡地に、おしゃれモールが出現。ホーム幅まで広がっちゃいました。
さて乗車。東海道線の車窓には小田原を過ぎると海が広がります。天気がいいと、最高の眺め
そうえいば靴がやや不安。早くも左の後ろが当たります。靴擦れの予感。
熱海にて乗り換え。ここでJR東日本からJR東海へ変わります
電車も変わりました。ここから4両編成
辻堂から新蒲原駅まで普通で2時間少々。東京からなら3時間以上。遠いんだよな~、とオイラ。
車窓から、やや雪化粧の富士
やっと新蒲原につきました。ここで本日の不思議。蒲原宿に隣接にもかかわらず、新蒲原とはこれ如何に??ちなみに駅前にはイオンのショッピングモール
旅人は線路をくぐって旧街道へ
県道を少々。多分これが旧国道一号。今は海側にバイパスがあり、そちらが一号線。
県道からそれます
前回ここに来たのは4月でした
さていよいよ東海道。ここで万歩計をリセット。時間は正午過ぎ。どこかで昼を食べたい気分
本陣だそうです
ここの宿場は昔の面影がありますね
駐車場も完備。一部建物は公開されているようなので、お好きな方はどうぞ。旅人は先を急ぐんで、よりません。
飯屋の一軒もない!つーか、正月だからか??
人もいません
今となってはむなしく響くオール電化のスローガン。のど元過ぎれば熱さを忘れるのでしょうか??
あっという間に蒲原宿の西のはずれに。次の宿まで何キロとか書いてありましたが、、、、
でも今むしろ気になるのは海抜表示。
それにしても腹減った、、、途中になんかあるだろう、、、、
(実際はコンビニの1件すらなかった、、、、)
バイク屋の店先に船外機。海沿いならでは。でもこれは食えない
ここからは県道を行きます。頼りないガードレールもない歩道
幸いなのは、今日は車が少ない。それに大型車がいないこと。あれが通ると煙くてね
橋の欄干にエビが
こっちにも。
桜エビなんでしょうね。
ここにも
案内板には、、、、
ほら、桜えび
そして桜えび干し場まで
蒲原の名産なんですね
旧東海道に広重の絵のビニールシート。そういえば蒲原の絵は雪でした。
海をのぞもうとするのですが、まったく見えない。細い道のかなたには、国道一号の高架が
ちなみに東名高速は山側です
そして間違いなく僕は東海道を歩いております
蒲原駅まできました。さて駅の不思議ですが、もともと開通時は蒲原駅しかなかったらしいです。蒲原宿と由比宿はあまりはなれていないため、駅は1つだけ中間に作ったらしいです。後々不便なので由比駅と新蒲原駅って感じらしい。駅の誘致関係は、今も昔もふくざつなんだねぇー
道はまだまだ続くのだが、飯屋は?コンビニは?
あるのはひたすら桜えびの店
お、と思ったら『いなば』じゃねーか。うちの猫も食べてるよ。昼飯はくえねーだろうな
突如として平和な旧道に覆いかぶさるのは東名高速
東京インターから134kmだって。
なんか急にメトロポリタンな気分
高速をくぐると道が分岐します。旧東海道は左だ
いよいよ地名が由比になりました。富士山と、、、、桜エビ。もういいつーの。
のんびりとした道になり、旅情が増します
小川の向こうには手前から東海道線、国道1号、東名高速。海は?
何やら歩道があるじゃないですか。いきます。
東海道線をくぐり
国道1号の下です。向こうの橋脚は東名のもの
あそこにテトラポットがあるということは、、、海はあの向こう。でも川がこちら岸に蛇行してるので、歩いていけません。
海は断念して街道へ戻りました
えっと、もうここから由比宿らしいです。
『日本一桜えびのまち、由比』だそうな。まだまだ桜えびの予感
道が有機的にウネウネしてて旧街道っぽいですね
一里塚あと。現存はしてません。
由比にて、渋めに決めたオイラ
さあ、本陣につきました。本陣公園だそうです
なかには休憩所やトイレ、そして顔ハメも。
入れてみた
廣重美術館。見たい、、、でも腹が減ってるので今はパス
なぜかカメがたくさん。これこそまさに甲羅干しだな
なにやらゲスな人形があるが、、、
どうやらレストランらしいので入ることにする
桜えびだらけのメニューは期待できます
眺望なんか期待せず入ったが、なんとレストランからは海が見れた。沖に見えるのは伊豆半島
これから先の東海道は、あの険しい部分を抜ける道です。主要な交通網が海辺にあるのはそのためです。新幹線だけは山側のトンネル。もうスペースありませんしね。
よく見ると、線路のすぐ先に古い防波堤らしきものが。つまり海を埋めてバイパスと高速を通してしてるわけね。仕方ないとはいえ、やや興ざめ。
なんて撮りまくってたら、かき揚げどん到着
桜えびが束になって襲ってきた感じ。美味
外に出て線路際の防波堤を確認。
ほどなくして西木戸。ここで由比宿は終わるのだが、、、
駅は?蒲原が2kmで由比が1.6km?理由があるにせよ半端な、、、、。一番下にある薩埵(さった)峠が難所である
川あるので、海には出られるは、、、、でも道がわからない
気になる海抜は5.6m。高台にすぐ逃げないとな、、、、万一の時は
この道は由比桜えび通りというらしい。
旧宿場は過ぎたが、ず~~~と桜えび攻撃
ここにもそこにもあそこにもサクラエビ
フィルムもサクラらしいですよ、、、、ここでは
これまた大量の桜えび、、、
かと思ったら、CIAOまぐろ白身しらす???うちにもあるな、これ。キャットフードだ
あ、いなば食品はここか。まさか旧街道沿いにあったとは
しかも本社らしい。ご立派。
漁港と駅に近づき、町はますます絶好調
これでもか~~
これでもか~~~、と桜えびがせめてくる
かんけいないけど、旧街道に似合いの旧ポスト
漁港でもよるか。靴擦れもいたいし、この先は難所だから、今日は由比で終わろう
寄り道します。いよいよ海に会える
線路の向こうに、、、
漁港。でも海は東名高速に阻まれて見れません
あきらめて戻ります
山がせまり、由比駅が見えてきました
案内板。さった峠、期待です
峠の向こうは興津(おきつ)宿
おめでたいゲートが駅前にありました。
由比桜えび通りと旅人
山の向こうには、見慣れた姿と少し違う西側から見る富士山
あの一番高い場所が、富士山測候所のあった剣ヶ峰。日本最高地点。富士山の頂上は広いんです。その一番高い場所です。何度も書くけど、登ったことあるんだよな~。我ながら感心。
桜えびと富士山。なんとなく正月っぽくてめでたい
そんな感じでめでたく収まり、今日はここまで。街道歩きは10336歩、2時間半の旅でした。(でも往復は5時間強)
由比駅
狭い駅舎内の特産品展示
最上段の特等席に「いなば」のペットフード。名物は桜えび、主要産業は猫缶ってことだな
ひっそりとした駅にて
ぎっちりとした車内にて。どうやらプチUターンラッシュにまぎれたみたいだ
熱海まで人は増えて混みっぱなし。このエリアなら、新幹線なんか乗らなくても東京へ行けるもんな。熱海の乗り換えもラッシュ
熱海駅に地元のモールの宣伝。こんな方から来るのか???
辻堂~~。幸いにも、JR東海の4両編成は満員でも、熱海からの15両編成はガラガラ。薄まった。座って帰宅。
さてこの切符、由比の駅の券売機で買える最遠の熱海までのもの。乗り越ししないとね。ちなみにSUICAはJR東海でも使えるのに、JR東日本へまたいでは使えないという、意味不明の連携。関東の私鉄とだって相互利用できるのに。
おまけに切符も自動精算できません!なんとかしろ、JR!兄弟会社だろ。
駅員で精算して改札をでてみると辻堂は夕暮れ。さっきとは逆に東側から見る富士山。ずっと見慣れた富士山と、何やら見慣れぬモールが右に。多くの人が、くだんのモールに吸い込まれていきました。まあ栄枯盛衰の東海道、栄えるのはいいことだな。
本日の街道の歩数は10,336歩。
約6.2kmの行程。
日本橋からの累計歩数277,282歩
ちなみにすでに往復が5時間かかってます。そろそろ新幹線なんだろうな。
より大きな地図で 東海道53次 16次 蒲原~由井 を表示
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