2011/11/17

旅後記~帰国1週間

おことわり
これはあくまでも旅日記です。治療に関する手記ではありません。また日記内の医療行為に関して、私はまったく知識を持ち合わせておりません。不明瞭や正確でない記述などもございますがご容赦ください。また同様の理由で、治療に関しましてはコメントやご質問をいただきましてもお答えできませんので、ご了承の上でお読みください。


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旅にトラブルはつきものだ。でもまさか今回こんなに大変な旅になるとは思ってもいなかった。最初から母を治療に連れて行く旅なのだから、トラブルを想定しておけという事かもしれないが、まさかまさかである。いや、まいった。


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出発した頃はこう思っていた。
「帰りには、空港を闊歩して帰ってくるかも」
大甘である。ルノアールのココアより甘かった。
帰りは行きよりも歩けなくなってかえるとは、、。


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帰国から1週間、体調は回復しましたが、リハビリはあまり進んでいません。父のマンションは、今風のバリアフリー化された建物のため、完全に段差の無い生活。そうなると人はダメになりますね。平坦なら歩けるのに、3cmでも段差があると転びそうになる。そもそも足を上げずに歩くようになってしまう。実家のように、階段のある家に放り込めば、今頃階段を歩いていたかもしれません


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ヒザ自体は好転しています。少なくとも以前のように、触っただけで飛び上がるような痛みは無いようです。だから痛くても段差をこえる練習をしないとダメなんです。でも怖いから使わない、使わないから筋力が衰える、関節に負担がかかり痛い、痛いから怖い、使わない、、、。この繰り返しで負のスパイラルから抜け出られません。デパートに行くとか、旅に行くとかというモティベーションが必要なんですけどね


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そういえば副作用が出る前にはかなり歩き始めていた。もちろん段差は元々苦手だったのだけど、歩こうという気持ちがあった。


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セドナでは水辺からの眺めを見たくて、河原まで必死で降りてきた。孫と一緒の景色が見られてうれしかったようだ。


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つまりそういうモティベーションね。昔だったらお遍路や巡礼で神仏にすがるというのも手だったろう。実際に霊場巡りをすると歩けるようになるそうだ。もちろん歩けるようにしてくれたのは、外に出て自分の意思で歩いたからなんだけど。


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治療自体は完了しているので、あとは徐々に普通の生活をすること。第一にやらなきゃならないのは階段の昇降。実家に入るのに5段ある。でもここさえクリアすれば、屋内の階段ははってでも上り下りすればいい。そうすれば直ぐに筋力が戻ってきて、普通の生活に戻れるはずなのだ。


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今の母に必要なのは医師でも注射でも薬でもなく、自分の強い意志。実家の近くには海もあるし空気もきれいだ。本来は東京の保養地なんだから、そこを歩き回ってもらいたい。自分で車を運転してデパ地下にも通ってもらいたい。それが一番のリハビリだと思う。


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ひょっとしたら、また甘い事を書いているかもしれない。
ルノアールのココアのように甘いかも、、、

1週間後に、また後日談にて経過を書きますね。


母の受けた治療は民間療法ではありません。医師による先端医療ですので、混同なされぬように。またリハビリも、医師の指導の下に行っております。


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