別に3000mの稜線じゃなくてもいいんですが、森林限界を超えて草しか生えない厳しい峰はすばらしい。北のツンドラの大地でもそうだし、岩だらけのアリゾナの砂漠でも、そしてヨセミテの岩の山の上でも。とにかくこの厳しい大地だけがもっている美しさってあります。このまま ここにずっといたら確実に天候が荒れてきて死んじゃうような場所。そういう場所の持つ美しさが、大自然の本当の美しさじゃないかな。
2900m の稜線からの夜明けはもう夢見がち。正面には富士山とオリオン座。何も遮る物がない。これが見たくて北岳へきたと言っても過言じゃない。その後は間ノ岳 (日本4位で3189m)へ登り、昨日の北岳山頂(日本で2位の3193m)では見れなかった雄大な風景が存分に堪能できました。山荘から往復するので、 軽装で比較的楽に登れたのも軟弱系の僕にはうれしい。ただ予定より4m低い場所からのパノラマだったけどね。
そして「大パノラマが見れた ら、死んでもいい!」ってぐらい価値のある眺めだったけど、まごまごしてると霧や雨が来て本当に死んじゃうので、いそいそと慎重に下山。これが想像以上に キツかった。だって朝の間ノ岳をいれると10時間歩いてますから。それでもまあ無事に帰れたのは天気の神様と、僕のわがままに耐えた同行の山男Fのおかげ です。感謝。そして未熟者の日記を読んでくださった方にも感謝です。
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今回のカメラは3台。コンパクトのフジのf200exr、一眼はオリンパスのEP-1にレンズ3本、悪天候用に完全防水のオリンパスのミュー1030SW。でも結局ほとんどフジで、夜明けだけがオリンパスPENでした。幸いミュー1030SWは出番がありませんでした。まだまだ山で一眼デジを使 いながら歩けるほど、山男じゃないっす。
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2 件のコメント:
頂上の夜明けの写真、すご〜く良いね!!!
オリオン座がうつってるのが特にスキでした
しかし中年組ガンバッちゃったね〜〜〜、私が富士山に登ったのはハタチそこそこ、今このトシでどこか山に登ろうなんてとてもじゃないけど思わないので、ちょっとうらやましぃな〜〜と思いましたぁ〜
いつかハワイ島で待ち合わせてキラウエア火山トレッキング行こうよ〜〜ってコナがおっきくならないと行けないけどさ〜
夏の北岳って、整備されたコースだから誰でも普通に登れるよ。少ないが子供もいたもん。
まだ登るぞ!
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