2008/08/15

雲取山登山未遂、鷹巣山(ヨセミテ・トレーニング2)


朝6時過ぎ、高校時代の友人Fジイが迎えに来た。
今日はヨセミテに向け、なまった体に喝を入れるために、とう
東京の最高峰、奥多摩の雲取山(2017m)を日帰りで登ってきます。
きついぞー

実は昨夜は眠れずに1時間しかねていません。
おまけに胃の調子も悪い。
大丈夫か、こんなんで2000mの山に登って。
我ながら心配だったけどコンビニでソルマックを飲み出発

あっという間に青梅へ

そこからさらに奥多摩へ

多摩川上流の渓谷沿いにこんな狭いトンネルを

いくつもくぐると、、

奥多摩湖。多摩川水系の水瓶です。


そして車は山梨県へ。雲取山は埼玉、山梨にもかかっています。

今回は三条の湯からのルート。高低差は1000mです。
登山道が始まる、秘湯へ続く林道を行きますが、、、

なんと落石のため一般車通行止めで、
登山道入り口にたどり着けません。
ここから歩くと、、、日帰りは無理。
中止の決定は一番難しい決定ですが、山歴25年のFジイは中止を決めました。
僕はそれに従うだけ。


代案として、鷹巣山(1736m)へ登ることになりました。
雲取山から尾根続きの山です。
ここからの高低差は約730m。寝不足でも大丈夫か!?

1263歩、11:28分に登頂開始です。

先行する山男

ちょっと雲が多めで不安です
それと暑い!これも不安。

手入れのされた杉並木の中を進みます。
けっこう急です。

早くも玉の汗。
飲んだポカリスウェットがすぐ汗になる感じです。

このルート、既に出発が遅れていたために歩行距離が短いので選びました。
つまり、勾配が急です。


依然として杉並木。前回の高尾山と違い、登山者は皆無。
それもそのはず、登りは急だし景色は全く見えません!


唯一の救いは、木のおかげで直射日光が柔らかなこと。

林業の人はたいへんだな~

整然と並んだ一直線の杉。

間伐された枝だが無数にありました。

さて、こちらとの差がわかりますか?
いきなり広葉樹林帯に入り、ますます景色が見えません。
でもこちらは自然林ですから和みますね。

動物が皮をはがした痕です。鹿かな?

だんだんと笹が生い茂って湿った感じに

ほらキノコ。毒かな?

ここあたりで1490m。すでに500m近く登ってきました。
腕が細く見えるのは腕時計が大きいせいです、念のため。

地衣類の森です

ますます湿度が高く。
ただ、日差しがないのと風があるので暑さはそれほどでも。


またキノコ。アマタケ?いやいや毒かな?


これは??たべられるのか???こわ。

見えにくいですが、沢が流れています。

もうかなりバテてます。シャツは汗でグショグショ

毒かな?

ここです

1640m。頂上まで、、、あと高度100m!
(この高度計は気圧を利用しているので、
天候が変わっていたため本当は200m弱ありました。がっくり)

5678歩、尾根に到着。


ここが尾根の縦走道との合流点。
左の小屋は避難小屋。

避難小屋入り口

中はこんな感じ。雨などをしのいだり出来ます。

見上げれば、遙かに続く鷹巣山山頂への道

でも取りあえず、ここで昼食。

さあ登ります。山頂はすぐそこ(ではなかった)!


ここで縦走路と分岐して山頂への道は上へ上へ

先ほどから咲いているこの黄色い花、何だと思います?
どうもシダの花のようです。知りませんでした、こんなきれいに咲くなんて。

ね!


「さんちょうまだか~!(見かけほどはバテてません、ただ暑い)」

すぐそこのはずが、、

え!こんなの聞いてないよ!急だし!


途中振り返ると見えてきた隣の七つ石山


まだかよ!先行するFジイはあんな先だよ。

右手の雲の中に雲取山があるはずです。
つまり強行していたら雨や霧の中でした。
ある意味、中止してラッキー。

鷹巣山山頂にて、Fジイと私。とにかく汗かきすぎです。

7089歩で14:08
いいペースでした。

待っても雲が雲取山を隠して見せてくれません。残念。

こちらは奥多摩湖側。
雲は多いけど、まだ天気は大丈夫そう。
風が気持ちいいです

さて、汗のせいで寒くなってきました。
さっさと小屋まで下山します。

あっという間に到着。
ここで僕はシャツを着替えました。

同じ道を帰ります。行き見えなかったものが見えておもしろいんです。
苔!

それにしても単調で急な道。
よく一気にのぼってきたなー、と我ながら感心。
じめっとしたエリアです

このエリアは広葉樹の自然林。
ブナなどの林で緑も濃く、保水力も多く、水源には大切です。

でも見てください、木が曲がっています。

木材としては利用価値が低いということです

でも落ち葉もあって、生き物には優しい森です。

なんだろう、毒かな?
針葉樹林帯になりました。

ほら、まっすぐでしょ

落ち葉があまりないので堆肥も出来ず、保水力も弱い。
おまけに動物の餌になる木の実の少ない。
木材には最適ですがね。

社の脇にあった巨木。杉に囲まれても堂々と立っていました。

里だ!

ここで登山道終わり!足が痛くなり始めていたので、ついて良かった。


16:19に16595歩でゴール。出発が1263歩でしたから15332歩の登山。

というか、ヨセミテへのトレーニングでした。つかれた。

さて車で谷を抜け、、


湖に沈む夕日を見ながら



Fジイの車で帰路につきます。

今日は藤沢の実家発なので先が遠いです。

以上、ヨセミテのためのトレーニング、その2でした。

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