おことわり
これはあくまでも旅日記です。治療に関する手記ではありません。また日記内の医療行為に関して、私はまったく知識を持ち合わせておりません。不明瞭や正確でない記述などもございますがご容赦ください。また同様の理由で、治療に関しましてはコメントやご質問をいただきましてもお答えできませんので、ご了承の上でお読みください。
さ～て、いよいよ帰国予定日です。１６４６６７歩から。実際に帰路につくのは夕方ですが、今のところ母の体調は良好。
アメリカのカップヌードル、チキン味。買ったけど食べませんでした。
万一のために持ってきた、フリーズドライの雑炊とにゅうめん。これは役立ちました。残りの一つ。
父が母に持たせた緑茶。これも役立ちましたが、余りました。
数日前に買ったメロンを食べて処分。メロンは捨てたれない。
さてさて荷造り開始
あっという間に完了。我ながら旅慣れてますな。でも持った感じ、やや重量オーバー気味なのに、母の荷物が追加されました。やや心配だけど、今回はビジネスなので大目に見てね。
昼頃にドクター到着。最後の往診。
熱もなく、膝も腫れもなく、異常なし。お皿を触診したりしてみて、改善が認められるそうです。あとはゆっくりリハビリしろとのこと。帰国OKです。帰国後に撮影の予定があるので、ほっとしました
母を残して僕はマリーと昼飯へ
今日も晴れ
とりあえず我々が食事して、帰りに母の食事を持って帰ります。リクエストは、またサブウェーのサンドイッチ。さっぱりしていいんだって。
帰れる喜びと、帰路の苦労を考えて複雑
今日もここ。でも好みの食べ物がないので、コーヒーとクッキーなどを
ここ、昼も夜もいいよね
最後の昼は、コーヒー飲んで時間もないのでタコベル
１週で２回もタコベルにつきあわされたマリー
本来なら５回ぐらい来てたはずの僕
母はここ。ハムとチーズのサンドイッチ
日も傾いてきました
ダウンタウンの向こうに空港があります。母はベットから飛行機が離着陸するのを見てたそうです。
なんか疲れたね
最後の夕日。そろそろ出発だな
出発準備完了。ホテルのベルボーイの到着待ち。とてもじゃないけど、一人では運べません
さらば吹き抜け。ロビーでチェックアウトにトラブりましたが、今度はあちらの問題。めんどくせーーー。車椅子はここで返却
今日は週末なので車もスムーズに空港へ。ここで問題。例の巨大レンタカー・センターに母を連れて荷物も持っていくのは至難の業。車椅子の手配もあるようだけど、やり方がわからず。
そこで奥の手。まずターミナルで荷物と母をおろします。ここでマリーに来てもらい母と荷物を見ててもらいます
２週間使ったカムリを返却。トランクも大きくいい車です。日本のととは違うのかな
レンタカーセンターのロビーへ。ちょっとした空港ターミナルの大きさです
バスを待ちます
ターミナル別なのですが、ターミナル２行きは少ないのです
ターミナル２は小さいからね
ただいま。所要時間３０分弱。これがこの空港の欠点。
ユナイテッドでチェックイン。ここから先は車椅子リレーが用意されてます。無料ですが、チップが必要。
マリーはここまで。ごくろうさま、ありがとね。
セキュリティー前まで順調だった母でしたが、セキュリティーで無理矢理に歩かされ、「脚を開いて手を上に上げろ」とか透過検査機でポーズをとらされて脚に来ちゃいました。介護者の僕を後ろで強制的に分離しておいて命令口調でやらせるから、無理するだろ。僕が気付いて
「おい、無理矢理たたせんな！支えなしで立てねーんだよ。状況見ろよ、ぼけ！」
って怒鳴らなかったら転倒するところです。TSA職員、何を考えてんだ。ちなみに僕には理由がわかってます。この時、スーツ姿の警備責任者が現場視察をしてました。いいところを見せたくて『不必要に』厳しくやったみたいです。後で抗議しますので、フェニックス空港・ターミナル２、１１月６日の夕方の職員の皆さん、覚悟しておいてください。
ここからが大問題。母が立てないんです。TSAが無理させたせいです。さらに悪いことが。この飛行機は小型機なんですが、今日は平置きです。つまり、ジェットブリッジなし
こういうこと。無理ですよね。折り返し機到着前に職員に車椅子での登場を依頼。スロープを設置してくれました
でもこの狭いスロープ、ここまでの車椅子じゃ無理
そこでここで乗り換えます
でもこの搭乗用の車椅子も大きすぎて、機内はギリギリ
小さいもんね、CRJ。
なんとか乗り込みました。職員の皆さん、ありがとうございます。
幸いだったこと、足下が意外に広かったこと。
暇なので通販カタログなど。ネコが人間用のトイレを使えるようになるトレーニングセット（左）と、トイレ型の水飲み。並べんなよ！
あとこれ。かなりのロングセラー、力士の置物。疑問だ。
これがもっとわからない、力士テーブル。ちょっとしたかわいがりだ。
おいらとトイレ。せ、せまい。頭と脚で三点支持できます
通路の天井もこんな。１６７．５ｃｍでこのありさま
LAに到着。こちらは通常通り、ちゃんとジェットブリッジに到着。地面から直乗りは、脚が不自由だと難しいからね
ジェットブリッジから運ばれてます。途中でトイレによりましたが、見知らぬ女性が「お母さんの手を引きましょうか？」っていってくださいましたが、LAは大都会。ありがたく思いつつ、断りました。
乗り継ぎ便はターミナルが違いますので、車寄せへ。
ここで待っていたのがターミナル間移動のバン。でも妙でしょ、横付けできないんです。前のバスがどかない。回送なのに意地悪してくれてます。パーキング行きのバスの女性ドライバーと、バンのエチオピア人ドライバーがののしり合ってて膠着状態
これが大都会の洗礼です。解決しそうにないので、僕が前のバスに乗り込み
「てめーらが二人でケンカするのはかってだが、こちとら歩けない母親抱えて乗り継ぎがあるんだ。客に迷惑かけんじゃねーよ。水に流すなり、後で出るとこでてやれ！」
ってやりこみました。
「バンのドライバーが最初にFU●Kっていいやがったんだ。奴は頼み方を知らない」
とか言ってたけど、移動。不満そうでしたが、客に言われると仕方ないのは世の常。なんでLAXで運転手のケンカに割って入らなきゃいけねーんだよ、まったく。昔NYに住んでて、こういうのなれてるけどさ。
やっとバンに乗り込みます。いい迷惑なのは車椅子係の人。ちなみにここで車椅子と彼は帰ります
LAXはデカイので、移動に時間が掛かります。その間中、エチオピア出身のドライバーに「あいつはアメリカ生まれだから努力せず仕事について、、おれはこんなに苦労して、、、、」って愚痴をハイハイって聞いてました
完全に萎縮美味の母。大都会は怖いね。
国際線ターミナル到着。ここでANAに再チェックイン。荷物はフェニックスから羽田まで行きますが、人はなんで再チェックインすんだよ。コードシェアーなんだから、なんとかしてよ。
ここまでのゴタゴタとは裏腹に、LAXのセキュリティーは車椅子のまま通過させてくれました。そのかわりいろいろ検査してました。ラウンジまで運んでいただきました。ここまでチップ払いまくりで、かなり高くつきますが、助かります
ラウンジに軽食があることは確認済みですが、ここはスターアライアンスの共同ラウンジ。日本食はありません。母には誤算。タイ風のチャーハンとスープで晩飯にしました。
あまり眺めは良くありません
でも快適です。シャワーもありました
さて迎えが来ました。今度は大きな機体なので、搭乗は楽勝です
機内は日本。母にはうれしい実質の帰国。
太平洋方面の無いとフライトのラッシュ時刻です
ANAの特徴。早くも免税ショッピングのご案内。日本らしい。
さて、足下チェック。普段は当然エコノミーなので、子供のようにリクライニングチェック
人間って贅沢な生き物ですね。行きのユナイテッドの飛行機は１８０度完全フルフラットだったので、１６０度ぐらいだと「寝ずらい」なんて思っちゃいます。あ～、なんて贅沢なんだ。ちなみにANAも１８０度フルフラットを一部路線から導入中ですし、ユナイテッドも一部路線でのみフルフラットですので、念のため。
おつまみをくれましたが、飲んだのは緑茶。下戸ですので。
すでに深夜なので、夕食は出ません。そのかわり、ほしい人はリクエストでいろいろ選びます。うどんとサラダ
母はうどん。おいしかったそうです。
寝ます。横になると寝やすいです。いびきなどかいて寝てたそうです。母は自身の希望で窓側に座ったために、僕をまたげずトイレに行けなかったそうです。すこし起こしたけど、起きなかったそうです。失礼
ちなみに機内は歩いて移動してます
今回もANAに乗ると「あぶない刑事」を見ます
日本時間の午前３時前ですが、朝食。気圧のせいで、鼻の悪い僕は頭が痛いです。
トイレが開く間、乗務員椅子で待たせてもらいました。親切です。
そしてこのトイレ、むちゃくちゃ広くて脚の悪い人には使いやすいです。
羽田に到着。母用に車椅子が迎えに来ました
LA発羽田行きは、よく寝れて快適な線です。
しかもここはすでに都内
税関を出たところのポスター。以前はジャニーズで感じが悪かったんですが、これはOK。
でればすぐ都内ってのが最高
タクシー乗り場へ直行。車椅子サービスを頼むと、道草が出来ないのが欠点。ま、そんなことを言ってる場合じゃないか
タクシーで父の都内のマンションへ向かいます
今の母には実家は階段が多くて大変なのでそうすることに。また体調も完全じゃないので、妹の家に近いマンションの方がいいと言うことです
あっというまに到着
荷物はすべてここへ上げます。
後で取りに来ます
１７４３４８歩。まだ朝７時。母はさすがに疲れたようで、そのままベットへ直行。ただし体調は悪くないようです
まだ頭が痛いので、薬を飲みました
そしてマッサージ椅子でマッサージ。このまま少々寝ちゃいました。この間に妹が到着して母をまかせました。そこで僕は実家へ向かいます
実は僕の自宅もこのそばなんですが、、愛猫を置き去りにしているので実家へ。
まもなく実家
駅そばに、見慣れぬ建物が。モールです
もうすぐオープンだそうです
でも我が家はモールとは逆側の旧市街。タクシーですぐ。
到着。実家と愛車。ここからスタートした旅でしたが、この階段のために母は東京止まり。でもバリアフリーってのは麻痺でもしてない限り必ずしも良くない。階段を上らない生活をすると、階段を上れなくなるそうです。段差は大切なんですね。
そして愛猫、ウインスロー。ただいまぁ～～～
蜜月のひととき。かなり寂しかったみたいです。お留守番をしてくれた叔母に大感謝
長い帰国日はここで終了。この旅の累計歩数は１７６６７５歩。最終日は１２００８歩。意外に歩いてないけど、いろいろ気疲れした日でした。出発したときは、帰りは杖を肩に担いで帰ってくる気でいたんですが、残念ながら副作用でそうならず。ただし膝のコンディション自体は以前より好転しているようなので、あとはリハビリに励まねば。
後日談は旅後記に書きますね。
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