76364歩の遅い目覚め。
朝食をホテルで取りながら、今日の行く先を考える。
やはり北の果てのノールカップ向かうことにする。近くの町ホニングスバーグまでの距離は300km強だが、すべて雪道の一般道というのがつらい。
フロントガラス凍結。雪国のドライブは朝はこれをガリガリはがす事から始まります。フロントガラスを温めると楽です。むかしNY州北部ではこれをひと冬やりました。なつかしいね。
マイナス11.5度。そりゃ凍るわ。
森林地帯を走っていきます
この角を曲がってしばらく行くと、、、、ノールカップ。343kmかー。
だんだんと木が低くなりました。そろそろツンドラ地帯。
そしてノルウェー国境です。左が税関申告なしレーン。もちろん素通り。
川の中央の国境
ここからは川沿いに下ります
念のためタンクが半分になったら給油します。僻地ドライブの基本。
晴れたり曇ったり天気がどんどん変わります
フィヨルド風。
いかにもっという感じの、崖にへばりつくような道
落石注意です。
ラクセルブという町で昼食。ここから先は海沿いです
オムレツ定食。もはやユーロ圏ではなく、ノルウェークローネを使っているので価値がわからないです。物価はフィンランドより高い感じ。
ついに北極へ通じる海にでました。ここは結氷しています。
77949歩、万歩計北の海に出る。
海に出たあたりから急に雪が強く降り始めました。
新雪の上のドライブです
まだ15時前だというのに、太陽が沈みそうです。
看板読めないけど、あと89km。いよいよノールカップ行きの脇道に入ります。
小さな漁村を次々に通ります。頭の中には小林旭の「熱き心に」がかかっています。ついでにiPodでかけました。
あの歌って北海道が舞台と思っていたんですが、改めて聞くと北極圏の歌ですね。
だって「オーロラの~空の下~」ですよ。間違いないね。
ノールカップは実は大陸の先にある島です。海底トンネルがあるはずですが、、
これかな??? 手前の赤信号で長々停まってたら、実はセンサーから外れていて後続車が追い抜いた瞬間に青になりました。おれの10分かえせー。
あれ?でもこのトンネルは坂道じゃないぞ
フェイントでした。まだ大陸。そしてもはや木は無し。
残照のツンドラ地帯(?)を行きます。きれいでうす。
日が落ちそうで落ちないのは低い角度で動いているから。極地地方ならでは。
北極の定義は白夜がある緯度、つまり北極圏をもって北極とするものと、夏の平均気温が10度以下の地域とする定義があるそうです。ここはどちらにしても北極です。
行けども行けども海底トンネルが出てこない。ますます小林旭絶好調
気分的に北極で日暮は嫌だ!ヤバそうな気がするもん。(別に平気ですけどね、車だから)
やっと海底トンネル入り口。そう書いてあるもん。
下ってる、下ってる
トンネルを抜けると雪国だった
そして道は変わらず続きますが、もうすぐのはず
見えました。ハンドルよ、あれがホニングスヴォーグの明かりだ。
ホテルはこちら。モーテル風ですが、一泊2万円。町で冬にやっているの唯一のホテルっぽいです。
部屋はいたって普通。カーテンの明け、外を見ているとなんとなく遠くにオーロラを見た気が。
あわあてて用意して外に出ます。夕食はハンバーガー屋でさっさと。
チーズバーガー。マックなんかよりしっかりとした味です。
オーロラは見えませんが、町の明かりがありすぎ。暗い場所を探して待つことに。
えー、雪になっちゃった。だめだー。
悔しいので試し撮りの写真など。
帰ると「今日はだめだね。暖かすぎる」
とフロントのおばちゃんがいう。
いちおう予報では明日が一番オーロラ活動が盛んなはずです。
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2 件のコメント:
すんごいね、寒そうだね。
とてもきれいなんだけど、ながーい一本道の日暮れ画像とか見てたら、心細くなってきたー。
でもって何処かに失踪したくなった。
だから演歌です、北の町は。日本だってノルウェーだって。特に海辺で漁船がいて、雪が降ったら演歌です。でもその分人は暖かいですね。
「襟裳岬」だって”北の町ではもう悲しみを暖炉で燃やし始めてるらしい、、、、”なんて歌詞だけど人は暖かいって歌ですし。
心細いってのはありますね。特に車を止めてエンジンを切ると、もしかからなかったらどうしようって思います。
失踪するなら都会の片隅のほうがいいと思います。
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