2008/09/18

東海道6次目 戸塚~藤沢

戸塚です。ヨセミテへの出発を明後日に控えて、
トレーニングが出来るのは今日しかないので歩きます。


隊長が「歩いて鍛えておいてね」と言うのです。

戸塚駅は今、再開発のまっただ中です


昔の戸塚by広重

前回渡ってきた大踏切です。
そして今日はあいにくの雨。

再開発の現場の脇を旧東海道は進みます

いくら「ゆるきゃら」ブームだからって、ゆるすぎだろ!
ひねりなさすぎ



ここが戸塚バスセンター。長年、戸塚ではバスに乗るのに
ここまで歩かないといけません。特に雨の日は不便です。
だから再開発なのです。

間違いなく旧東海道です


本日の保険。今日のルートはバスのルート沿いです。
疲れても豪雨になっても、すぐにリタイアできます。


雨が強くなりました。


ここが本陣あと。
何も痕跡はありません。


道の向こう側には本陣を名乗る飲食店がありました

やじきたです。傘はどうした!


古い蔵を改造したお店。数少ない名残です。


八幡神社で安全祈願しときました


ここが上方見附。つまり宿場の西の外れです。
いよいよ街道へ。


大坂という坂が東海道2番目の難所。
戸塚を出てすぐに登ります。

このあたり、送電線が多いです。
送電線の真下のマンションってどうなのよ。。

大坂の碑。でもまだ、だらだらと上り坂です。

ここまで約2800歩。まだまだ!

でました、旧街道の案内版。
紙なのが残念です。


ここでバイパスと合流します


車があるあたりが、箱根駅伝の戸塚中継所。
鶴見から来たランナーがここでタスキを渡します。


ここからは4車線道路の歩道です。嫌だな。


東海道なのに人も大八車も通行止とは、、、

中央分離帯を上から見ました。
一応並木はありますが、街道はありません。


日本橋から46km。僕はルートが少し違いますがずいぶん来ました。


藤沢まであと5km。

大通りの脇には昔ながらの街もあります。

自画像。雨なんだよね~。


ロイホで休憩。
ちょうど一里塚も超えました。


ぜんざいと昆布です。妙に旧街道風。
ここまで6108歩。やや疲れが見え始める頃です。


古風な作りの家が建ち並んでいますが、
道路拡張で最近作られた物が多いです。

ここ原宿の交差点は渋滞がひどいため、
立体交差の工事中です。


「道が見える、道がわかる」
でたよ、道路財源の無駄遣い。

おっと、3月のお知らせです。
そういえばあの頃、道路財源の無駄遣いが問題になってましたね。
慌てて閉鎖と言うことですか。
でもこの文面、役人体質丸見え。

ここが原宿の交差点。
実はこの道、数日に一度の割合で車で走ってますが、
歩くと長い!

道は依然として4車線。中央には並木道。
見た目はいいんだけど、トラックだらけで煙いです。

車から気になっていた黒カレーの店。
残念ながら定休日。


疲れ気味。でも暑くないので余裕。

道は側道へ


そういえば戸塚の合流のあたりからずっと気になっていたのが
この看板の「宝ビスケット」。
延々と電柱に看板があります。
地元の名産??ってオレも地元だぞ。


側道に面して旧家が。

そして芋畑かな。こんなのあるの知りませんでした。

側道から旧道へ。
ここから東海道は旧国道1号です。
やや下りながら進みます

このあたりからが、日本橋を出てから初めて
本当の東海道の雰囲気をかもし出していました。

ここは松並木があって良い雰囲気です。
作り物の東海道町おこしとはちがい、
わりと本当っぽいんです。

なにかの植物がアスファルトを突き破ってました。
たくましい!

長かった横浜市を抜けて、僕の実家のある藤沢市に入ります。

説明によると、旧東海道の松並木は60年代の松食い虫被害で
大半が枯れてしまったそうです。
ということはこれらは復興されたものです。お見事。


それでも松並木は風情があります。
ここもしょっちゅう車で走るんですが、、知らなかった。
僕の故郷なのに、、、

いよいよ遊行寺坂を下ります。
江戸に向かう時の難所です。
箱根駅伝でも復路の難所として有名。

風情たっぷりですが、昔の坂は切り通しの上にあったそうです。


そして現代の事故の名所でもあります。
ちなみのこの事故は僕が一月ぐらい前に110番通報した事故です。
トレーラーがスリップしたみたいですが、よくはわかりません。

この茂みは遊行寺の裏山です。
遊行寺の存在が、このあたりの独特の本物感を作っています。

遠くのマンション群が現代の藤沢の中心地で宿場とは離れています。

江戸見附跡。ここが宿場の始まり。

脇道から遊行寺の境内へ入りました。

時宗の総本山である遊行寺は通称で、
藤澤山清浄光寺が正式名。
そしてそこから藤沢となったそうです。

そうそう藤沢は宿場町であると同時に門前町だったんですね。


この人が遊行上人こと一遍です。

境内には銀杏の巨木があります。
この境内に来たのは中学生の自由研究以来です。
故郷再発見。

正門へむかいます。前に歩いているのは25年前の僕かも。
ちょっとそんな錯覚を起こす境内です。


ここが山門。


山門の前は藤沢宿です。
よくわからないけど変な感じの建物。
なんだろう?

旧藤沢橋をわたります。


境川



すっかり日が暮れましたが藤沢宿の中心です。
車がいないのはたまたま。ここもタダの歩道。


でも古い宿場のたたずまいが一部に残ってます。
たぶん裏道にもそんな家々があると思います。


本陣跡です。

ラーメン屋が本陣跡を名乗ってます。
どこでも商売人はたくましたい。


昔風の建物と今風のマンション





藤沢の宿場を小田急線が走っています。

実家はまだ4kmぐらい先ですが、
すっかり暗くなったのでここで終了。
家路の水たまりが妙に懐かしいです

小田急線の藤沢本町駅がかろうじて旧宿場のなかにあります。
ターミナルのJR藤沢駅は一駅先。
明治末期に鉄道建設に反対して、駅を宿場の外れに追いやったためです。
今では旧宿場はには各停だけが止ります。

藤沢本町駅。
たまには地元を歩くのも悪くないな。
雨の散歩も悪くない



約10km、3時間20分、15470歩にて終わり。

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