2023/11/19

東海道53次 27次目 掛川~袋井


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前回、金谷から日坂を通り掛川に着いたのは2022年10月末だった。あれからまた一年もたってしまった。冬は寒さに負け、春は桜に明けくれ、夏は猛暑にやられ、そして秋になってもずっと暑かったが、やっと涼しくなった。

「そうだ、東海道を歩こう」と一年ぶりに思い出したのだ、先週。






ってなわけで、すっかり勝手を忘れたのでおさらい。
もう現場は遠い。検索では今日のゴール磐田になっているが、スタートの掛川でもほぼこの通り。新幹線だと(1)にあるように6000円ほどかかるが2時間半で着くき、10時前には歩き始められる。(2)ずっと普通列車だと3400円ほどだが4時間弱もかかる。乗り換えは4回!そしてぐったりつかれての歩き始めは11時過ぎ。

ここは高いが新幹線だろう。帰りはゆっくり普通で帰ることにする。


まずは東海道線で小田原へ。そこで新幹線こだまにのり一気に掛川へ。そう掛川は新幹線が停まるのだ。





ちなみにであるが、自宅のある品川から同時刻にスタートすると、新幹線ではなんと1時間半で9時過ぎに到着するが大枚8600円ほどかかる。普通列車だともはや修行の片道4時間半で12時過ぎに到着し午前を移動だけに費やす。運賃も4500円。

仮に都内から往復普通列車だと9時間を車内で過ごすことになる。
床擦れができるレベルだな




こだまは30分に1本。接続が悪いので結構待った。






やっときた。それでも普通列車より遙かに早く着くのは流石だ。今回も自由席なので検索より安い5500円ほどだった。こういう遊びは1万円までに納めたいというポリシーにギリギリ入りそうだ






新幹線の難点は、スマホの電池が一気に減ること。高速移動の弊害。とりあえず充電をしておく。機内モードにしておいても減らないよ






伊豆半島の付け根を突っ切る長いトンネルを抜ける






そして富士山が一気に大きくなる。今日は快晴だ






三島駅で通過待ち。上りのこだまの車掌が暇そうにしてた。とにかくこだまは停まってばかり。のぞみがブンブン抜いてゆく。






やがて新富士駅あたりで富士山は絶好調に






富士川を超える。このあたりも歩きました。






静岡を過ぎると海側からも一瞬富士山が見えます






大井川を渡り






次は掛川のアナウンスが。早いね~~、椅子もいいし。でも料金は倍!!






かけがわ~~~~ってなんだかすごく多くの人がおりました。それも若い女性が大半。なんだなんだ、掛川城で祭りでもやってんのか??戸惑う私






エスカレーター渋滞






改札も渋滞。なんだよ~~、これ。
みなさんどこかへ消えていきました。






降りてから案内所のおばちゃんに人混みについて

「掛川城祭りかなにかですか、今日?」と聞くと

「ああ、いえいえ。アイドルのコンサートがあるんです。」

だって。すごいね~集客力。掛川城の工事の件を聞くと、もうおわって拝観できるとのこと。前回は見られなかったからね。






掛川城や旧東海道のある北口駅前ロータリーは閑散としておりました。だれもいないのに政治団体の方が平和平和と連呼しておりましたが、駅前にはだれもおりませんでした






二宮尊徳は読書に励んでたけどね






さて本日はここまでで2695歩歩いているので、ここからスタートです。






まず駅前の道を北へ数ブロック。旧東海道もとおりすぎ、






逆川をわたると緑の茂みが






この門を上がると、、、






じゃん、掛川城!山内一豊ゆかりのお城です






え?なに?忍者が門の横にいる






もし無断で写真なんか撮ったら「曲者じゃ!!」って手裏剣でやられる。

そうおもってお願いして写真を撮りました。忍者怖い






さて工事も終わり念願のお姿を1年ぶりにみました








観光してるな、めずらしく。新幹線で早く着いた時間をここで使えます






はめてみた






ま、おやくそく






さて掛川城、こちらは木造復元天守。少なくとも外観は歴史的に正しくを復元しているお城です。詳しくは検索してください。まだ工事中






本当の土壁に漆喰ね。狭間作るのも手間かかるわ






う~ん、ちょっと小ぶり。








でも木造で歴史通り復元だからすごいね。角度急すぎ!








ちゃんと室内も作ってあります








東の城下を見下ろす






遙か彼方に富士山も見えました






お城の模型がありました








天守閣






あと御殿は江戸からのものが現存しております






三葉葵?なぜ?






中には甲冑やらが展示されてました






こちらが謁見するお部屋






こちらは、、、えっと








城主の厠でした






さあ、さらば掛川城






拙者は出立いたすぞ






この先が東海道です。ちょっと忘れてましたが、東海道を歩くのが本来の目的でした。まだ1mもあるいておりません






草鞋の紐を締め直します。






10時半、いざ次の宿場、袋井へ








あ、今の大河ドラマがご当地か。






本当にこの道が東海道かよくわからないまま進みます。清水銀行、かなり江戸時代








あ、やっと東海道の標識がありました。あってましたね






今日は正面から強い風が吹き付けてきます。帽子が飛ぶのでフード、そして寒いのでマスクです。ほぼ曲者だな。






掛川のマンホールも掛川城






紅葉はまだですね






さてこの食堂の前で東海道は右にそれるはず






こっちだね






ちゃんと書いてありました。こういう案内助かります






遠州をひとり






お城の前と同じ逆川を渡ります






あ、お城だ






そしてすぐの交差点を左






旧国道1号になりました。日本橋から230km






昔の面影のあるお店が時折ありますこちらはお茶屋さん。掛川茶、有名だもんね






こんどは別の川を渡ります。このあたりは水が豊富そうですね






橋を渡って左手の道が東海道






いっきに交通量が減ります






風が相変わらず強く寒い。日が当たってあったかいけど、風で帳消しな感じ。南風なのが救い






やがて前方に鉄道の高架が






あ、スタバ!あ、さわやか!






西掛川って、、、天竜浜名湖鉄道の駅のようです。






あまりにかわいい駅なので、ホームに登ってきました






単線、非電化、無人駅。絵になるわ~~、ファミマのすぐ裏だけど






列車が来るまでまとうかと思ったけど20分以上あったのでやめました。そのうち乗ってみよう






ときおりでてくる東海道の碑。これみると道があっていて安心できます。大池一里塚跡だそうです。本日一つ目






おやおや、なんかいい感じの松が






ところどころに松並木






現存する松並木、すくないそうです






ススキ茂る河原。晩秋だね~~






三度の逆川






街道は再び面影を取り戻します






おせんべいやさん






あちらも往時の面影






と、情緒をぶち壊すものが






国道1号線のバイパスだ






これをくぐり






あちら側へ






稲刈り後の田んぼを見ながら






街道は側道へ






これでいいのかな、、






うれしいですね、こういう看板






あれ~、また同じ道くぐるのか






どうなってるんだ?






ってこちらは東名高速でした








昔の日本の大動脈は東海道だったのにね。いまじゃ国道1号も東名高速もその座を新東名に譲りつつありますからね








路傍の雑草。通称ひっつきむし。雑草という植物はないそうですが、センダングサというようです。とれないんだよね~、これ








街道は本日4回目の逆川横断






おややの松並木が。長くて立派そう




橋を渡ってすぐのお寺






東京京都 中間地点だそうです。じつはこのあと中間地点の標識が乱立しますよ






立派!これぞ東海道という並木です






でもその前に時刻は12時を回っております。お昼は風情あるこちらにしようと思います






ところがです。営業していたのですが団体が入っていて時間がすごくかかるとやんわりと断られました。たしかに駐車場は満車でした。






1時間も待つ気はないので次の店にしましょう






東海道の松並木、浮世絵の東海道五十三次にも松並木はよく出てくる気がします






舗装されてるのは仕方ないとしても、ここを大名行列やら水戸黄門やら暴れん坊将軍がやってきそうです。時代劇見過ぎかな






この並木は結構長く続きます






古い木だけでなく新しい木も植樹され、保存する木が満々です






この看板によると松食い虫などで東海道の松並木は減っていて、このあたりだけだそうです






次のお店発見!ってやってない






こちらもやってない






こちらはやってるけど自転車屋さん。食えないな






昼食難民のまま、いよいよ掛川市を抜けそうです。すごく親切な案内が多いです






左から新道が来てて、川に突き当たるまで行って






道をくぐって、、、どうするんだっけ?記憶力が、、






またまたご親切な看板。ここを登れと






このまま川を渡れとな






今度は逆川ではなく、原野谷川だそうです。






ここで掛川から袋井市に入ります






日本橋から234.2km






これまた親切な道案内。袋井市内はかなりしっかりと案内がありますよ。花ござ公園ってなに??






小さな公園はここ。空腹をお菓子で満たします。けっこう空腹。そして足取りも重い






きれいなトイレがありました。






広重の東海道五十三次では出張茶屋で道ばたで休む人の絵が






さっそくの細かい案内






道案内はありがたいんだけど、12:30なのでご飯食べたいです






茶屋ね~か~~






出茶屋でもいいぞ~~、ないよね






袋井は東海道にかなり力を注いでる感があります






松並木もしっかりと保存






地元の方が守り育てているようです








腹減った!






東海道の道幅ってこんなだったんですかね。道路拡張でも松並木は失われたそうです






ここらの木は江戸から残ってそう






松と旅人






それにしても飯屋もコンビニもなんもないね






たわわに実る田んぼを見て、、、






あ~~めし~~~






茶屋はないけど鳥居はありました。浅間神社の鳥居です。神社はずっと先









それにしても見事な松並木が続きます。是非残してもらいたいです






このあたりで京都側から明日いてきた同士とすれ違いました。お互い目で挨拶を酌み交わしました。






そういえばこのあたり、江戸と京都の中間地点ってさっき書いてありました






小学校の名前もこんな愛称に。おなかが減っているので無性に米沢の『牛肉ど真ん中』弁当を思い出してしまいます






さっきの旅人と中間地点ですれ違ったんだなと。僕が日本橋をたったのは、、、、、2008年だったわ








さてここで新道が近づいていることを察知して、空腹に耐えかね店をググりました。






おお、なんと裏口が東海道に面している店が。こっちが表かな






柿が実っています。腹減った








いい雰囲気の神社の隣に、、






茶屋じゃ、、、チェーン店だけど。しかも相模国から今日来たんですけど






こちらにも「東海道ど真ん中」






なにはともあれ昼ご飯にありつけました。冷やしおろし天そばを食べたんですが、夢中で写真撮り忘れました。おもてはもう国道1号とバイパス






さあ元気が戻った。あるくぞ!






となりのドラッグストアで疲れに効きそうな酸っぱい系ドリンク補充






足取り軽く松並木をゆきます






♫じ~~んせい らくありゃ く~~もあるさ♩

おもわず水戸黄門の歌が口から出ます。






やがて並木が切れると新道に合流








宿場はもうすぐです








またも「どまん中」









ここを左折して






もうこれ以上ない親切っぷり






川のところでもそうだったけど、本来の道がどこにあったかもこだわってます。A型?






そろそろ宿場かな






常夜灯があったそうです






あ、あるんだ、いまも






市役所前を左に折れ






次の信号でまた曲がります






ここにも東海道の案内






この先の端でいよいよ袋井宿に入るようです。そしてここは27番目の宿場






どまん中茶屋さん。観光案内所ですね。別に江戸時代からあった訳ではないようです






こちらでトイレを借りました。すごくきれいなトイレでした






さあ袋井宿






旧東海道っぽいカーブした道。






旅籠がもありました。休業中らしいですけど






さあ本陣に到着。門しかないんですけどね。これで東海道五十三次がちょうど半分です






歩数計は21938ですが、掛川駅の歩き始めからですと19243歩でした。あ、これ掛川城の分も入ってます。約11kmの旅路でした






どまん中を売りにしている袋井宿、江戸の昔の旅人も、きっと「やっと半分」「あと半分」などとここで言っていたに違いありません。






かくいう僕も2008年5月に日本橋を出立して今日は2023年11月、15年かかってまだまだ静岡県です。ってことは歩き始めたときは40歳か。あと半分、また15年かかるんでしょうか?えっとそうなると京の都に着くのは、、、70歳?? 本当に歩くのかな。

とりあえず今日はこのまま後半戦に突入です。午後は次の見附宿まで歩くぞ!

次の区間へ(まだ書いてます)

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