人がある場所から離れ、そしてそこへまた帰ってくる。
それが旅なのだが、旅の真意は実は帰るという行為にあると思う。
どこかへひたすら向かっていた旅がある時から帰路につく。
帰路につく間、自分の帰る場所のことを考えるものだ。
そして旅から帰ると慣れ親しんだ場所が客観的に見れる。
それが良く見えるかは別として、故郷を再び見つめるのが旅なのだ。
あの寅さんだって、捨て台詞を吐いて旅に出た柴又に、
いつも笑顔で帰って来るじゃないか。
今回は明らかに帰路についたと実感する時があった。
あの満天のオーロラを写真に納めた時だ。
凍結路面を車で走りながら、そして街で数日を寄り道をしながら、
今は家族や友の待つ所への帰り道なんだとわかっていた。
このあたりから急にお土産の心配などをし始める。
明らかに帰り道なのだ
そしてまた「悪くないな、日本も」と、
旅を終えると思えるものなのだ。
旅の醍醐味は帰路にあると僕は思う。
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2 件のコメント:
2013年7月にヘルシンキからロバニエミへ1人旅するので「サンタクロースエクスプレス相部屋」で検索していたらこちらのブログに出会いました。写真とコメントで順を追っているので読んでいてとても楽しかったです。オーロラの写真がとても素敵でした。
匿名さんこんにちは。7月ですか。夏には行ったことがないのですが、楽しそうです。本文でも書きましたが、同じ車両でもユーレイル1等などを持っていると可能なら相部屋なしのはずです。僕の復路は急に変更したので相部屋でしたけど。ひょっとしたらシャワー付き寝台だと相部屋なしとかかもしれません。シャワー付き個室は便利でしたが、シャワーなしでも車両ごとに共同のシャワーもありました。楽しんできてくださいね。
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