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2013/12/20
Day4: 冬のフィヨルド&ベルゲン
今日はベルゲン鉄道の寝台車から始まります。時差のせいでしょうか、寝たつもりが3時前に起きました
喉が渇いたけど、部屋の洗面の水は飲めません
でもミネラルウォーターがついてます。高いから助かるね。
窓の外は雪国。もう内陸に入ったようです
ベルゲン急行でしられるこの路線は風光明媚な山岳路線なのですが、残念ながら夜なんです。山脈を越えて大西洋側のベルゲンまでひた走ります
どうも列車が止まると僕も起きるようです。寝ては起きを繰り返すたびに雪深くなります。北欧じゃん、まるで。
最後に起きたとき、もう雪が少なくなりました。標高が下がったと言うことかな
もうベルゲンに着きます。54998歩からスタート
寝不足で下りた朝6時半のベルゲン駅。ここで2時間待ちで、フィヨルドへ向かいます
よく見たら、機関車には雪よけが付いてました。北欧じゃん
ベルゲン駅はこじんまりとしています。そして行き止まり。
出口は正面、左、右。右のタクシーと書いた方へ行くと、、もう見えてますが道を挟んでホテルです
今夜のホテル。今夜のです。今朝のじゃありません
コインロッカーもありますが、一日50クローネ。駅前ホテルならホテルに預けられるから、ロッカー代が不要です
あれれ、カフェがまだ開いてないや
キオスクにはフリスク3種類(赤、黒、緑)。でも青がないでしょ。一番定番のペパーミントがないんですよ、この国には
ベルゲン駅正面の外観。街の中心街からは少し離れています
あ、カフェがオープンした
寝台は朝起きたら市内ってのは便利だよ。でも早すぎるのはどうなんだ
えっと、ハム&チーズのミニサンドとコーヒーで1500円ぐらい。たか~い。
ちなみにこの駅にはWiFiは一切ありません。こうしてブログアップが遅れるのです。(買った3GBデーターのテザリングと言う手もあるかもしれませんが、僕のスマホの機械側がテザリング対応してません。残念)
食後に荷物を預けにホテルへ。今日のホテルも歴史あるな~~。だいたい駅のそばのホテルってのは、大鉄道時代の遺物が多いんだよね。俺は好きだけど。ホテルのロビーで待ってもよかったかも
そういえばベルゲンは年に330日も雨が降るらしいです。雨男が集団移住してきちゃったんでしょうか。ちなみにこれで8時過ぎ。
さてさて、いよいよこれからフィヨルドに出発です。北欧といえばフィヨルド。今日は雨だけどね、、、。ネットでノルウェーインナットシェルという周遊券を買ってオスロで受け取ってあります。ベルゲンからの鉄道、連絡バス、フェリー、登山列車、帰りの鉄道がセット。一日がかりです
まずは今来た線路を1時間ほど普通列車で戻ります。日の出が9時頃で、日の入りが3時過ぎですから、この季節はルートを誤ると肝心のフィヨルドが薄暗いのでご注意を。ルートは数パターン組めます、なお周遊券であってツアーではありません。
増結するそうで、こっちに乗ります
犬猫可の車両だ。
実際2匹ほど乗り込みました。若者のグループが、愛犬を連れて旅行中のようです。犬も楽しそうです。他の車両は犬猫不可でしたので、嫌な人はそちらへ
やっと夜明けだ
でも街出ちゃった
寝たいんですが、ボクはVOSSという1時間ほどの駅で降りますんで起きてなきゃ。西回りか東回りかで下車駅も違います。でも同じルートです。
ここも一応フィヨルド
VOSS到着。5分ぐらいで接続バスが出発します。でも、、、おしっこしたい
いろいろな方面行きのバスが待っています。
僕が乗るのはこれ。行き先に『ノルウェーインナットシェル』って表示されてますが、どうも路線バスのようです。バスにトイレはありません。運転手に「トイレ行くから待ってて!!」と叫んで駅舎のトイレへ駆け込みました。
無事におしっこしても乗れました
雨の高原地帯をゆきます。バスは1時間弱乗ります
スキーリゾートとかもあるようです
さて、爆睡かましている間にバスは峠を越えてグッドバンゲンへ到着。奇跡的に雨が上がってます。見逃したな、峠越え。
カフェも土産物屋もなんにもやってません。シーズンオフです。雨じゃなくて良かったよ。
フィヨルドに川がそそいでいます。こちらは川ね
そしてこちらが海。どちらも澄み切った鏡のような水です。ちなみに海だから標高は0m。そして決して寒くない。あ、少し青空も。これは晴れ男の俺のパワーだな
あそこからで船が来る予定。でもどこも店が開いてないので、寒空で30分ほど過ごします。腹減った~~、飯屋は??
このフィヨルドはソグネフィヨルドの支流のネーロイフィヨルドという所です。支流の長さは20km幅250m、ソグネフィヨルドの一番奥は海から207kmだそうです
1000m近い切り立った崖の上には雪が。あ、フェリーだ
同じところを望遠でとらえました。観光船とはいえ、ちゃんとしたフェリーですね
あとからは貨物船も来ました。道のない村も点在してるからかな
前から接岸
みんなこぞって乗り込みます。今は季節外れなので、席とかは余裕です。むしろ減便とかが怖い時期です
岩壁の頭だけ白いってのは、ケーキみたいでおいしそうだ
船首を閉じて出港です
グッドバイ、グッドバンゲン
なぜか最前部の席が開いてましたので確保
また雨が降り始めました
途中にはこんな小さな村が点在します。こういう村の中には民宿みたいなことをやっているところもあるようで、こういう場所へ泊るのなんて贅沢だな
村の中には陸路ではいけない場所もあるそうで、本当にこの船に頼っているわけです。
今日の昼食。あまりに腹が減ってて、いくらだった忘れました。1200円ぐらいだったか。グッドバンゲンから回るルートは冬は食堂も売店も船以外はないよ。
途中の村には、乗降客がいるときだけよるそうです。今日はDyrdal村に2人と1匹が下船していきました。こいうのはラッキーなんだそうです
やがてアウルランフィヨルドととの合流点がせまります
左に曲がればソグネフィヨルドの本流そして海、右は我々が向かうフロムがあるアウルアンフィヨルドへ
季節には、クルーズ船も入ってくるようです
到着。ここがフロム。船の終点です
フロムは大きな村です。今は道路も通じていますが、それより前から鉄道が来ています。むかしから観光や物流の集積地のようです。
そしてこれが有名なフロム鉄道。一種の登山鉄道ですが、フル規格です
なんか強面。『昔はバイキングやってたけど、引退して機関車になってみた』的な面構え
2両の客車を前後の機関車が挟んで運行していました
駅ですね
トロール(妖精)さんのお出迎え。「おみやげでもかってけよ」というアピール。大きな土産物店がありました
おれがあと30歳若かったら、これと
そしてこれを買うな
このちいさな人形でも高いんだよね。マグネットなど購入
なんかあちこちに季節外れ感が。たぶんここには開いているカフェがあったようです。
きっと夏場なんか押せや押せやの人らしいです
駐車場なんか広大です
さてこれから乗るフロム鉄道はあの山の上の方にある、20km先のミューダールという標高865mの駅まで登るそうです。そこでベルゲン鉄道に接続しています
駅のジオラマ。コインを入れれば走るはずなんですが、ただいま修理中
走って欲しかった。オフシーズンはどこもこんなもん。あいてるだけ感謝
こちらは実物の昔の機関車。写真だとスケールがわかりませんね
などとやっているうちに出発時間だ
また少し青空が
中は近代的
出発~
今日はガラガラなので、みんなカメラを持って右に左に大忙しです。もちろん僕も。そういえばアジア系の観光客が多いです。言葉から察するに中国の人っぽいですが、みなさん英語がうまい。それはどいうこと?香港とかシンガポールとかの人?そして日本人は少ないね、今は
ずいぶんと川から上ってきました
55パーミルの登りがあるそうです。1000mで55m(10mで55cm)登るってこと
このフロム線は結構メジャーで、テレビでもよく見ます。でも大抵は雪のない季節ですね。でも冬だろ、見ごたえあるのは
機関車、お仕事中
でも規格が立派すぎて登山鉄道感はあまりないですね。身近なところで箱根登山鉄道は80パーミルでしょ。それでもフルサイズの鉄道がそれを上るんだからすごいね
ショース滝でサービス停車。よくガイドブックには夏だけ停車と書いてありましたが、冬でも停まったよ。情報が間違ってるのか、それとも僕が幻想を見ているのか
これが滝です。凍ってないのね。まだ冬本番じゃないからかな
初めてダウンを着てきて良かったと思いました
この駅、左右は絶壁でトンネル。
みなさんは大はしゃぎです
もうすぐクリスマスだから星のデコレーション
ここからが本番。トンネル内でグルグルまわって高度を稼ぎますが、写真的には見えません。残念。
終点、ミューダール。あっというまに866mまで登ってきちゃいました。ここでベルゲン線と接続してます。
まさに北欧。こういう風景を見たかったんですよ
オスロやコペンハーゲンみたいに雨が降ってて、ダウン着てたら暑いから前開けるなんて、そんな北欧は嫌だ。
夏には人を満載して何度も何度も866mと0mを行き来するんですね。冬は減便中
そして10分も待たずに普通列車のベルゲン行きが到着。ベルゲン急行に乗ってオスロへ向かう人もいます
おし、寝るぞ。ベルゲンは終点だし、もう外は暗い。もう昨日からずっと動きっぱなしだな、おれ。
寝ようとしたら、検札がきました。必ずあります。
さてベルゲンまでは3時間かかります。これでちなみに3時半です
ひもじいのでスナック投入。車販も自販機もありませんから、もし冬にフィヨルドに来るんだったら水やおやつは持参しないと買えませんよ。船内とフロム駅は以外は店がない。
終点なのでまたしても爆睡。起きたらベルゲンです。今朝もこんな感じだったな、暗くて雨で。
ホテルへ行く前に今度はバスターミナルをチェック。左の出口から連絡橋でつながっています。モールもあります
なるほど、濡れずにいけるな。ホテルから5分。ここから空港行きのバスが出ます。チェック
あ、ちょうどきた
さあホテルへ行きましょう。駅の連絡橋を通り
なんとなく昔のローカル線みたいな電車の前をよぎり
道をまたげばもうホテル。最高じゃん。
今朝荷物は預けましたが、チェックインはまだです。たのもう!
廊下。時代を感じます
部屋は意外にもきれいで普通
金庫あり、チェック
珍しく風呂付き。シャワーでいいんだけどな、おいらは。
現在6時半。もうすごくつかれました。このまま寝たいが、、せっかくのベルゲン
とりあえずホテルのレストランを見ましたが、ピンときません
しかたない、ブログのためにも外出だ
駅の正面を抜ける道を進みます
なんとなく名所へ続く感じです
途中には小さなスーパーが
お、ここは、、、フリスクが12.9クローネの店。買っとくか
入って1箱買ってきました。店員に「あたしも長くレジやってるけど、フリスク箱買いは見てないわ」とここでも不思議がられた
先へ進みます。もうすぐ港です
おおおお。左手の奥が有名な世界遺産のブリッケン。明日行きましょう
そしてここが、もう少しで吸い込まれそうになった有名な世界チェーンのバーガーキング
そういえばホテルの人がこのモールにペット屋があるって言ってたな
でかい、どこかわからん!そこでメガネ屋のねーちゃんに場所を聞いたら
「わかんないわ。ちょっとまって」と店を一緒に出て案内板で教えてくれました
「一番上のフロアです」とのこと。なんか親切だな、この国
ありました
猫へのお土産を入手。でもね、どの国に行っても同じ製品なんだよね。そのくせ高い
あ、10年前に愛猫に買ったエサ皿と同じ物が!
このお店の店員さんに、「どこかでノルウェー料理の店ない?ミートボールとか」って聞いてみたら、
「ミートボールはスウェーデンだろ。ノルウェーはミートケーキKjøttkaker(シュットコッケー)だ。それなら2Fのレストランにあるよ」(発音は何となくです)
いえ別にミートボールはたとえだったんですが、、、ま、いいや。それ行きます
2Fのレストラン。道側からも入れるきちんとしたレストランでした。
ところがです、クリスマスメニューになっていて、「今はないよ、ごめん」との事。困った顔をしていたら「いい店を知ってるから教えるよ」と、ウェーターがメモをくれました。上が店の名前。下が道の名前です
こっちへ行って、この道との交差点付近だそうだ。ちょっとわかりにくいから、「人に聞いてな」と。う~~ん、確かにわからなかった
そして小雨の中で通りがかりの男性に聞きました。「わかんないな~。でもちょっと待って、スマホで見るわ」と何という親切心。東京でもニューヨークでも、暗い夜道で人はそうそう止まってくれないからね。
「すぐそこだね」と。彼のスマホの写真です。
でも彼のグーグルマップの現在位置がずれていたため、見つからず。よく考えたら、自分のでやればよかったんだ。そもそもこういう時のために現地のSIMを買ったんだった。
ああ、あっちか
ここだここだ
ぴんぐびんねん??レストランではなく、料理も出すバーでした。日本なら1人で入ることは絶対無いな。でも旅先だし入ります
バーだから、誰に声をかけられるわけでもなくカウンターへ。
「Kjøttkakerある?」って聞いたら、「あるよ。カウンターでオーダーしてくれ」って。まあフレンドリー。
「酒を飲まないけど、なんかある?」って聞いたら
「地元のオーガニックのアップルサイダーがあるけどどう?」
アルコール無しを再確認してオーダーしました。
席が空いたので移動。おいしかったです
料理到着。えっと暗くてよく見えないね。
平べったいミートボールと、グリンピースみたいな豆の入ったマッシュポテト(?)、ベリーのソース(グラスの中)、あとは見ての通り。大変においしゅうございました。完食しました。
今回の旅行で一番美味しかった。食後はコーヒーだな
ペンギンの絵が描いてあったのね。店の名前ってペンギンって意味かな??
腹ごなしに散歩をしながら帰ります。こうなると中心部のホテルの方がよかったかも
路面電車ぞいに歩けば一駅でベルゲン駅へ。どうもこのトラムは新しいっぽいな
駅前です。裏の山にもたくさんの明かりがあるんだけど、あれはどうなってるんだろう
なにせ日の出前に到着してすぐにフィヨルド行って、日没後に帰ってきたから。ベルゲンの昼の顔がわからないぞ
あと晴れってのも見てないし
さすがに2日ぶりのホテル泊なので、ベッドに吸い込まれるように写真の整理も何もしないで寝ちゃいました。一昨日は長い海路、昨夜は寝台列車。横になってても移動はでも疲れるんだな。
万歩計は積算71150歩、本日16152歩でした。
本日のユーカリミント:
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