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2013/08/12

前穂高登山 Day2: 山頂へ・重太郎新道、恐るべし

 

おことわり

これは軟弱な筆者が、友人のベテラン山男に連れて行ってもらった旅日記です。正確な山行記録ではありません。大げさな表現や演出、また記述に不正確な部分もございます。 実際の登山計画の参考にはなさらないでください。また重太郎新道は一般ルートですが、毎年事故が多発するルートでもあります。経験の浅い人だけの登山には向きません。山は自己責任ですので、そのおつもりで。

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5時、山小屋では多くの人は起床してドタバタしている。山って場所は実に夜型の僕には似合わない場所だ。とはいえ、太陽には限りがあり、夕方は天気が崩れやすいし、日没後は危険だ。そうなれば早起きは3文どころか命の得である

 

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上高地に目をやると、霧が大正池方面に立ち込めています

 

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忘れておりましたが、万歩計は10630歩よりです。なお、今回も万歩計はザックについておりますので、山小屋到着後はカウントしておりません。

 

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「今日も天気はよさそうだ」と山男Fジイ

 

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これから登る前穂高方面も良好

 

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朝食はしっかり食べましょう。なにせこれから急登の重太郎新道を山頂まで往復します

 

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小屋のお弁当を持っていきます。

 

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食後荷物を整理しトイレに行って、出発。この時点で5時50分

 

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まずガレ場を渡ります

 

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岳沢のテント場はこちら側にあります

 

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まだエンジンのかからない私、、、

 

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さあ重太郎新道、登攀開始。前穂高岳3090mの頂までのコースタイムは3時間30分とあります。距離はたったの2.5kmなのに、高低差は920mあります。

 

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まずはこの斜面を蛇行して登ります

 

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振り返ると上高地と北アルプス南部の山々

 

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草原が終わると岩だらけになります

 

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どこにあるのよ、道??

 

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ここでさっそくドーピング

 

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え~~、悪路ですが、、後で振り返るとここが一番歩きやすい部分でした

 

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見ておわかりのように、斜面は上に向かうと急に切り立ってきます

 

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ね、切り立ってるでしょ

 

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最初の名物のはしご登場。いよいよ重太郎新道が本調子に。ここまでは足慣らしでした、、後で思えば、、、

 

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一人が登り終わるまで下で待ちましょう。(本当は真下は落ちてくるかも知れないからダメよ)

 

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長いけど、はしごは楽です。

 

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つづいてはしご

 

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樹林帯の中の岩場をひたすら登ります。無駄はないな。詳しいことは文献で見ていただきたいのですが、穂高岳山荘の創立者の今田重太郎氏が昭和26年に切り開いた道だそうです。

 

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よくもこんな場所に道をつけたな、重太郎さん

 

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きつい。うらみますぜ、感謝しますぜ、重太郎さん。

 

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最初の目印、カモシカの立場に到着。標高2520m。小屋から350m登りましたが、行程的にまだ三分の一です

 

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ここからは眺めがよろしいです

 

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山頂すら見えません。あの岩が向き出た場所を登るんだよね

 

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登坂再開

 

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斜面にへばりつくような道です

 

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西穂高岳、焼岳方面

 

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鎖場です。鎖が無くても登れますが、覚悟しろと言う目印です

 

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風景はあまり変わらないけど、眺めは最高

 

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もうこんな場所ばかりで慣れてきました。でも登りだから涼しいことが言えます、下りは怖いぞ~~~、足元見えないから。あとで下るんだけどね、僕も

 

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落石注意です。実際、落ちます。人が多いですので注意です。

 

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だんだんと周りの木が低くなりました

 

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僕の体力も低くなってきました

 

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7:40、2時間弱で岳沢パノラマ到着。標高2670mですので小屋から500m登りました。ついに森林限界を超えました。

 

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森林限界を超えると言うことは、荒天だと大変な場所と言うこと。晴れてて良かった。そして森林限界を超えるとギャグが冴える山男Fジイ。聞き手の血中酸素が減ると、ジョークが冴えるようです

 

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山頂がはっきり見えてきました。まだまだ遠いけど

 

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日が当たり出して、気温が上がってきました。今日は天上界でも猛暑日なので、暑くなりすぎると問題ですが、まだ大丈夫

 

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距離をとり、落石に気をつけて歩きます。

 

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ここからは常にこの眺望を背負って歩きます。贅沢だ

 

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頂上らしき頂が見えてます。岩っぽい部分が道だと思ってください。

 

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雷鳥は不在だったけど、雷鳥広場です。標高2820m。

 

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どんどん高度を稼いでいきます。この点では重太郎新道は無駄がなくてよろしい

 

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その割には頂上が近づかない、、、、(写真は望遠です)

 

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ただし、けっして気を抜けないのは、このふきんは谷に傾いた岩が多く、すべりやすそうです。濡れてたら、こわそうだ

 

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不気味にへしゃげた梯子。この左から上がってきて、梯子を降りました。ここまでくれば、紀美子平はすぐですが、、、、

 

 

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高所恐怖症ではないのですが、振り返るとちょっとすくみます

 

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ここからがつらい鎖場の連続。確か3連続

 

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そしてここが核心部らしいです。

 

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知らぬ間に、明神岳の高さまで上がってきました。鞍部から南アルプスが見えています

 

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遠くに見えているのが南アルプスです

 

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こんなところにも花が

 

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どれがなんという花かわからないんですけどね、、強いな君たち

 

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さて、紀美子平への最後の鎖場の順番待ち中。というか、だれもが息が上がってつらいのでゆっくりです。それに危ない部分ですし、せかしません。

 

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9時過ぎ、2920mの紀美子平へ到着です。3時間少々なので、ほぼほぼコースタイム通り。ここが奥穂高岳方面の縦走路と前穂高岳方面の分岐です。息は上がってつらいけど、まだ頂上は先です。ここまでくればあと30分らしいっす。

 

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Fジイが見ているのは奥穂高岳とそこへつながる吊り尾根

 

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前方遠くは乗鞍岳、その前に右が焼岳、左が霞沢岳、谷間が上高地です

 

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こちらが西穂高方面の稜線。エキスパートコースです。僕はお呼び出ないです。

 

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そして再び奥穂高岳3190m。日本3位の山です。僕らは2年前に逆側から登りました。あの日も快晴でした。(そのたび日記はこちら

 

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大休憩は頂上でだそうです。登り再開です。多くの人は紀美子平にザックを置いて、水だけ持って登ったりしています。しかし我々はフル装備のまま登ります。それがFジイの登山らしいです。(本当は入れ替えが面倒くさいかららしい)

 

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西穂高方面にはレスキューヘリが。お世話にならないように慎重にいきます

 

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あとちょっと、と思いきや、実はけっこう前穂の頂上は遠く険しくつらいです

 

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頂上付近で渋滞中。槍ヶ岳ほどじゃないですけどね

 

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すでに標高3000mを超えております。今回は、前夜が中腹の小屋泊まりだったので、空気が薄いのが感じられます

 

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あそこが頂上!

 

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前穂高岳、3090mに到着!日本で11番目に高い山です。時刻は10時過ぎですので、4時間少々。紀美子平での休憩を考えれば、最後でてこずりましたがまあまあ悪くないタイム。

 

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おきまりの記念写真。バックは奥穂高岳。僕は軽く頭くらくら。シャリバテと高山病が襲ってきてる感じです。「奥穂高にもついでに登ろう」的な計画もあったのですが、この時点で「え?聞いてない」と意識的に忘れております。無理っす!

 

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上高地から16649歩、岳沢小屋から6019歩ぉ?たったそれだけか?高低差が920mだから、1段15.2cmの階段を6019段か。まあそんな感じだな。

 

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あ、山ねずみ!

 

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今回もネコのお土産用に、前穂高岳山頂でネズミを捕獲。

 

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背後には槍ヶ岳が見えております

 

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眼下には昨年泊まった横尾山荘

 

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めずらしく山頂でFジイがせかさないのは、天気が安定していて風がないからと、下りへの体力回復を待っているからのようです。Fジイ、写メ中。なんでお前さんはカメラを持たないんだ?

 

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こちらは南アルプス側。雲がかかって見えずらくなっちゃいました

 

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こんどはFジイが写メを送っております。山頂は少なくともドコモとAUは通じました

 

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めし!とにかく休んで回復して、下りに備えないと。なにせ今日は今来た道を下るんだから。

 

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飯を食べながら見るのは槍ヶ岳。最高の展望レストラン。ちなみに手前の岩山は前穂高の第2峰だそうです

 

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アップ。人がいるでしょ。「すごい人がいるもんだ。」と感心してたら、Fジイも行ったことあるそうだ。すごい人なのね、Fジイ

 

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穂高岳山荘も見えます

 

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やや回復

 

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11時、下山開始。

 

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すいこまれそうな道です。上高地が近くに見えるんだけどね。でも1700mも下界だ。要所要所に気をつければ、そんなに怖くはありません。それより石を落とさないように慎重に歩いてます

 

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顔がビビってるように見えるのは気のせいです、、、、、たぶん

 

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30分弱で紀美子平に戻ってきました。15分休憩

 

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11:45、いよいよ岳沢へ

 

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このまると下に向いた矢印が重太郎新道の入り口、、、、

 

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そしていきなりの核心部。

 

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逆層のスラブと言うんですかね。谷川に向かって面が傾いています。すべっちゃうって、あぶないって。『この先遭難事故多発地域』の看板。濡れてたら事故が起きるだろうし、気を抜いたら乾いていても危ない。

 

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へしゃげたはしごまで、あっという間に到着。

 

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これを乗り越えて下ります。全行程でほぼ唯一の登り返しです

 

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ふたたび転がりそうな道

 

 

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ライチョウ広場に着きました。時刻は12:15.

 

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眼下の赤い屋根が岳沢小屋。すぐに見えるでしょ?まあ直線距離は近いんだけどね、、、鳥じゃないから

 

 

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上高地もしかり。下りは絶景がずっと見えてます

 

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最難関を超えて落ち着いた顔の私

 

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とはいえ、気が抜けないのが重太郎新道

 

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ダイナミックフォトモードにて撮った前穂高山頂

 

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同じく明神岳

 

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そして上高地方面

 

 

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アルピニスト気取りの元写真部

 

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まってくれない元山岳部

 

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切り落ちております。こんなばしょに道よくつけたな、、重太郎さん

 

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尾根をゆきます。でもまあ重太郎新道は一般コースですんで、山ではこれぐらいは普通の範疇のようです

 

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山では生き生きの元山岳部ポーズ中

 

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振り返っておりますが、よくもまあこんなところを上り下りしてるな、おいら。

 

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危ないじゃん。この重太郎新道は穂高から下山路として開拓されたらしいので、この下る向きが標準です。

 

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西穂高方面のレスキューヘリはまだ飛行中。捜索しているのでしょうか。

 

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12:45 岳沢パノラマに到着。山頂から1時間45分でほぼ中間点。

 

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まだ中間点だってさ。登っているだけに、体がわかっております。まだまだあるよな。

 

 

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このあたり、実は下に向かって傾いておりまして、本当に落っこちそうな気になります

 

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言ってる意味、わかるでしょ。

 

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さあ降下開始。鎖場は順番待ち

 

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あまり間隔をつめると、落石が怖いです。

 

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この部分以外は鎖を握らなかったのですが、この先で1箇所足場が見つかりませんで、鎖でおりました。鎖は使わないので基本らしいです。(岩場を3点支持が基本)

 

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「この先事故多発」だそうです

 

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う~~ん、急だ

 

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めずらしく手袋着用。もう脚はヘロヘロ、踏ん張りがきかないのでハンドプレーキで降りております

 

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最後の梯子まで来ました。山頂から3時間。ここも何故か事故が多いそうです。「最後のはしごだ!」って気が緩むからでしょうかね。

 

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ここでぼくが降りているとき、横2mあたりを落石が落ちていきました。あぶね~じゃん、上の人。本当はヘルメットがあった方がいいのかもしれません。なにせ落とすのはだれか上の知らない人ですから、はしごの人はよけようがありません。Fジイいわく「ザックで受けろ」だそうです

 

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あとは楽勝、、、、じゃないな。岩だらけ、斜めだらけ、急下りだらけ

 

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あ~~まだか~~~って思ってあるいておりました

 

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花畑の斜面まで来ました

 

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花の例

 

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でもつづら折れでなかなか着かないんだな

 

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「見えてんのに!」と叫びたい軟弱者

 

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まだかぁ~~~。草原の下部を通過中

 

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やっとテント場に到着

 

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ついた~~~~~~~~!岳沢小屋2泊にしておいて正解だった!
多くの下山の人は上高地まで一気に歩きます。すごいよね~、あと2~3時間は無理。(もっとも多くその人々は重太郎新道をのぼってないですけどね)

 

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14時40分。5時50分に出てからの長い長い9時間弱の5kmでした(休息時間含む)。山頂では「小屋をキャンセルして、今日中に下界まで、、、」なんて二人で言ってたのですが、この時点ではあり得ない感じ。

 

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チェックイン後にまずポカリで休憩

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上高地からの歩数は24549歩。本日は13919歩(登り6019歩、下り7900歩)でした。

 

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今日の部屋は新しい小屋の方です。倒れておりますと、、

 

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Fジイの足裏マッサージの強制サービスが、、、

 

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激痛&眠気打破

 

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恒例のカップラーメンタイム。これがうまいんだ、汗かいた後はスープを飲み干せます。お湯付きで400円。

 

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あらためて前穂高を望みます。よく行ってきたな、あそこまで。(普通です)

 

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こちらは重太郎新道を見ております。草原を人が歩いているのが見えます。

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山小屋の案内図。帰投してわかるのだが、このルートはすごい。

 

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それにしても風がなくてよかった。雨が降らなくてよかった。

 

 

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そしてコースを小分けにして中腹~山頂~中腹の軟弱コースにして正解。無事に帰れて各方面に感謝

 

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まだ上高地、遠いもんな。

 

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帰ったら、今度はFジイがダウン

 

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一人で散歩していると、、、『満室。やむを得ぬ場合はこのテント泊』だそうです。軟弱者のみなさん、予約してここで泊まっちゃったほうが楽で楽しめますよ

 

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本日の夕食は連泊用の別メニュー。このほうがおいしかった。ちなみに連泊は1000円引きでした

 

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谷間は日が暮れました

 

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岳沢小屋と穂高の山々

 

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徐々に山の影に入ります

 

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背後の前穂高岳にも、西穂側の稜線の山陰が投影されていきます

 

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あそこまで登ったんだね、、、たぶん

 

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暇だったのでミニチュアモードで小屋と前穂高

 

 

 

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ちなみにこの眺望はヘリポートから

 

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上高地

 

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前穂槍に最後の日が

 

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もう手持ちは限界

 

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すっかり暮れたので寝ましょうか

 

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7時15分で部屋はすでに消灯(小屋は8時半)。山の夜は早く、朝も早い。このあとすぐ落ちるように寝ました。

 

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でも僕の朝はもっと早かった。3時ごろ、Fジイの寝言で起きました。 それで思い出したんだけど、今夜はペルセウス流星群の日でした。

「きてるよ、きてるよ」
寝言の意味は分かりませんが、僕にはペルセウス流星群が「きてるよ!」と聞こえ、起きだしました。一人でカメラとミニ三脚を持ち、防寒具を着て外へ

 

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(画像クリックで拡大します)
満天の星空と前穂高の稜線。中央やや右下へ流れている短いのが流星で、中央から右上へのは人工衛星で

 

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(画像クリックで拡大します)
同じく右下の木の影が流星です

 

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(画像クリックで拡大します)
これは飛行機。でもきれいですね、岳沢の夜空。このあと冷え切ったので布団にくるまり再び寝ました。

さて明日は(というか今日は)歩いてのんびり上高地へ降り、帰宅します。それにしても、太ももの筋肉痛、きてます!きてます!

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