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これは登山初級者の筆者がベテラン山男に山へ連れて行ってもらう旅日記です。データーに不正確な部分があったり表現に大げさな部分がありますので、山行計画の参考にはしないでください。あくまでの、旅日記としてお楽しみください。なお山は自己責任ですので、そのあたりをご理解ください。
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4時47分、登山口の椹島(さわらじま)ロッジ起床です。
まだ明けきっていませんが、山の朝は早いのです
朝5時、山の朝食も早い。
いまさらながら、一部装備を減らしました
うだうだしてたら5時41分。やばい。ここで万歩計をリセットしました
出発です
谷間は暗いですが、稜線は晴れているようです
6t時出発です。
ちなみに椹島の標高は1100m、本日の目的地の赤石小屋は2550m。標高差1450mを登ります
まずは上の林道までの区間をのぼります
でました。舗装してるのはこの部分だけ
すぐに砂利道へ
その林道をほんの少々歩くと
赤石岳への登山道の入り口です。いきなりの急な階段 orz
ご丁寧に、本日の登山道を5分割して教えてくれるようです。
本日の標準コースタイムは5時間30分ほど
我々は+1時間あたりを考えております、、、だって急なんだもん
南アルプスの特徴なのですが、登り初めが大変に急なのです
日差しが入り始めました。暑くなる前に、この低い急な部分を抜けたいです
この登山道は東尾根とも大倉尾根へとグングン登っていきます。尾根船にでるまではつづら折れの連続です
赤石小屋までは眺望はほぼありません。
そして平らな部分もほとんどありません
ひたすら登る
このあたりで尾根にでました
そろそろつくのかな、、と期待中の影ですが、、
やっと1/5。ここまで1時間。ほぼコースタイム通りかな
それにしてもまだ4/5のこってるとは、、
ドーピング中
ドーピングパワーで登るぞ~~
尾根上もた~~いへん
去年は向かいの千枚尾根をのぼりましたが、それに比べると大倉尾根はジトジトしてない気がします
2/5到着。8時7分。ほぼコースタイム。
ここからなだらかになったと思ったら、、、
また急に。なんかこのあたり、やや不気味。
クマさんに出会いたくないので、クマ鈴をならしております。
最近はこのあたりでは目撃情報はないようです(バスの運転手さんの情報)
あれ、、、樺段ということは、、、
中間地点だ!8時45分通過
あるいみクマより怖いハチ注意。速やかに通過
千枚尾根と違いジメジメしていないとかきましたが、、苔は多いです
雨が最近少ないらしいので、からっと感じるのはそのせいかもしれません
不思議な草。シャクジョウソウだそうです
明るい森になってきました
なんとなく足取りが軽いです
ふたたび案内板に到着。9時25分です。えっと、、、あと120分かよ、、
3/5ということは半分です。そういえば樺段はなんの中間なんだろう。水平距離的?標高的?時間的?
なんにせよ、ここで休憩
カロリーを入れます。炭水化物ダイエットしてると山だとバテますよ
Fジイが先を急ぎたがります。暑くなるのを警戒しているようです
このあたりからは少しだけ眺望が
聖岳でしょうか?聖岳も3000m峰です。
しばらく緩斜面でしたが、また急に
ただただ登ります。
今回のルート、赤石&悪沢縦走は通常は僕らと逆回りのようです。
僕はら赤石岳に登ってから中岳を経由して悪沢岳への時計まわりです
時計回りだと危険個所が登りになるので比較的安全。でもその分登りが急になり、嫌われているようです。僕らは下山に緩やかな千枚尾根をえらびました。どちらも一長一短ですが、大抵は反時計回り
再びドーピング中。これ1個で100kカロリー
なんか道案内もいいかげん。でもルートははっきりしていて迷う事はありません
尾根をちんたら歩行していたら、、
なんか書いてある。4/5です。もう着いたようなもんだなと思うが、、、、甘い
この先にはまだ難所があるはずだが、、、
なんか道が緩やかだ
ひょっとして有名な急登はもう終わったのか?
そう思うと花もキレイに見えてきた
そろそろ腹も減ったな、、、、花より団子
などとのんきなことを言っていたら、、、
やってきました最後の難所。その名も『歩荷返し(ぼっかがえし)』
かつて歩いて荷揚げしていた歩荷さんが帰りたくなる急登、
でもまだ花見る余裕あり。カニコウモリ?
あら、急だ
むちゃくちゃ急だ
荷が重い歩荷さんは大変だったろうな
11:30。登り始めて5時間半がたちました。標準コースタイムでは赤石小屋についているはずですが、、、、まだ?目安ですが手元の高度計では2290m。あと標高200mも残ってるか
歩荷返しの真っ只中ですが、またカメラを落下させました。危険危険。ここでカメラポーチの角度を変えることにしました。
カメラを失うより、データーを失いたくない。なにより落石みたいなものです。。。危険。とりあえず、まだ壊れていないようです。この歩荷返し、そこそこ長く続きます
あぶなくカメラを失うところでした
あ、なんか書いてある
歩荷返し終了だ。あと30分
ここで正直疲れ切りました。小屋までついて食事にしたいくFジイを説得して、ここで昼食にします。11:45。
昼はロッジのもの。助六寿司だね。けっこうおいしかったです
今回新調してきたザック、背面がメッシュで涼しいのは役立ちました
さああと少し
木々の間から見ているのは
われわれが明日のぼる赤石岳です。南アルプスと我々が言う山脈は、正式には赤石山脈。その赤石山脈の赤石岳だ!
でもまず今日は途中の山小屋で泊まります
とぼとぼと歩く我々。あと30分と言われてからの長いのはいつもの事
石が赤いでしょ?だから赤石岳です
まああらかたの石は普通なんですけどね
むむ、なにやら小屋が見えてきた
やっと赤石小屋につく~~
昼食をとったせいもあって「あと30分」から1時間かかりました。
なにはともあれ5/5だ
12時45分です。結局、標準タイム5:30を6時間45分かけて登ってきました
せっかく開けた場所にきましたが、残念ながら赤石岳山頂は雲の中
とりあえず手続きをします
本日のお宿。ややせまめ。
予定より多くドーピング
歩数は16857歩です
山頂まではあと3時間だそうです
まあとりあえず、赤石岳をながめながらコーヒータイム。
ちなみにお手洗いは外です
すこしだけ離れていますが、足元照明がありました
ますます曇りました
つかれた写真部
同じく疲れた山岳部。われわれは高校の同級生です
山の天気は急に変わります。もうモクモクと雲がわいてました
その食堂で、他の方がAMラジオで天皇陛下のお言葉を聞いてました
雑音が多めのAMラジオで天皇の生前退位の意見を聞きながら、かつての玉音放送を想像してしまいました。きっと夏の山の疎開先で放送を聞いていた人もいたのだろうなと。
夏の日の思い出になりました
さてこの三角点、なにを意味しているかというと、ここへいけばドコモの携帯がつかえるという事です。僕はAUですが、ドコモ系MINOのデーターがつかえるので行こうかと思いましたが、10分歩くのでやめました。AMラジオだな、必要なのは
こちらは食事の時のドリンクメニュー。かなり充実
夕食前のひと時を山を眺めて過ごします
雲がどんどん湧いて、形を変えます
山頂は雲の中。いまのところ雷の音は聞こえていません
なんていう花かな??わかりませんでした
5時、夕食です。生姜焼きです。美味。椹島ロッジより、シンプルだけど望んでいた食事です
食堂の窓からも外が良く見えます
もくもくだな~~、明日が心配です
夕方の山を撮りにヘリポートへあがってきました
明後日のぼる悪沢岳
こちらは赤石岳
そろそろ雲が夕焼け
日が落ちると急に寒くなります。つっかけだと寒い
この山小屋からは夕日は山の向こうなので見えません。こちらは聖岳。聖岳も3000m峰で3013m、日本で21番目の高さ。ちなみに一番低い3000m峰です
兎岳。ここから聖岳へと行く稜線上です
そして手前の、明日のぼる赤石岳です。3120mで日本で7位の山です
左端が荒川中岳3083m(13位)、中央が悪沢岳3141m(6位)です。明後日これら山頂を超えて行く予定
すっかりお空が燃え上がってます
みるみる雲の形が変わるので、夕焼けもどんどん変わります
かれこれ1時間もいる写真部。寒くなって途中で防寒具(雨具)をきました
真っ赤です
そして夜がやってきました。見えているのはお月様
部屋に帰ります
今日は流星が見えやすい時期です。ペルセウス座流星群の極大日はまさ数日先ですが、山の上だしきっと見える。よって準備しておきます
ちゃんとダウンも持ってきました。山の夜の外は寒いんです。室内はあたたかいですけど、、、
まだ夜になりきってないね
あとは雲が去って月が落ちるのを待つのみ
8時の消灯まではオリンピックを見て過ごしました。ここで出会った親子、大学生の息子さんも星空撮影を狙ってるらしいです。12時ごろ一緒に抜け出して撮るか!
と、いったものの11時にトイレに起きたのでそのまま小屋前で撮影。中央が聖岳、縦の雲っぽいものは天の川です。
カメラを横に振って赤石岳を撮影。偶然だけど、1枚目撮影中に流星が流れました。「写れ写れ写れ」ってお願いしたら、ちゃんと赤石岳と一緒に写ってました。後日、時間と方向を調べたところペルセウス座流星にまちがえないようです。大成功っす。(この写真は拡大できます)
さて寝ましょうかね。寝場所に帰ると、入れ替わりで先ほどの大学生が外へ出て行きました。撮れるといいな。僕は明日に備えて寝ます。おやすみなさい
歩数はザックについているため16857歩でした
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