Day3: いざウィンズローへ！

 

Day3です。今日はいったんフェニックスを離れ、車で北へ向かいます

 

「どちらへお出かけですか？」ｂｙバンセンティ（多分）

 

あの山の向こうの向こうにある、ウインスローという街までまいります

 

「聞いたことないな、、、ぼくら６か月だから」

 

 

「そんなとこ行かないで僕らと遊ぼうぜ」

おいおい、カメラ壊れるだろ。だめです、行きます。

 

というわけで本日は２５１２７歩からです

 

なんか入ってるよ

 

君はサッコの方だね

 

時間が来たから交代らしい

 

バンセンティは頭しか入ってないじゃん

 

「だってほらまだ６か月だから、いいんだよ」

 

そんな猫たちと、睡眠中のマリーを残し、おいらは朝飯を食いに出かけますが、、、、１Ｆのレストランはやってない！

 

仕方がないので歩いて近所のスーパーへ。こちらはちょうど来たライトレール

 

パームツリーが青い空に似合います

 

すっかりハロウィンの季節です

 

今朝は軽くマフィンとコーヒーで

 

たくましい砂漠の花たち。マリーが起きたようで、コーヒー買ってこいとのこと。は～い。

 

 

帰宅して、マリーと話ながらブログをアップしたりしながら朝のラッシュを避けます。今日は別に急いでません。ウインスローまでは３～４時間のドライブですんで。

 

ではそろそろ行ってきまーす。

 

いつもながら思う、カーディーラーの立派な星条旗。相当デカいですよ。

 

ドライブの前に文具店へ

 

父に頼まれたポケットプロテクターを購入

 

さあ出発。今日はいつものインターステイト（高速）ではなく、裏道で行きます。３０分も走るとフェニックスを抜けました。８７号線は高速じゃありませんが、片側２車線で上下分離です

 

なので１００ｋｍ以上の制限速度

 

サボテン地帯。正確に言うとフェニックスも元々はこういう場所ってことです

 

まっすぐだけど、まだ序の口

 

速度超過防止のため、クルーズコントロール使用中

 

さぼてん山

 

絶好調です

 

看板がでました。ウインスローまであと１０７マイル。１５０ｋｍぐらいかな

 

今越えてきた山です

 

道はあいかわらずまっすぐですが、木が増えてきました

 

ペイソンの町に入りました。トイレに行きたいのでガソリンスタンドに止まりましたが、最悪。トイレが壊れてました。我慢するか

 

オクタン価は３種類あります。レンタカーですんで８７。日本とは単位が違うかもしれません

 

ペイソンという町で昼食にします、トイレにもいきたいし

 

さがして来ました、タコベルです。ネットで探そうとしたら、通話はできるけどデーターは使えませんでしたので、目視でそうさく

 

タコ＆ブリトー 小さな幸せ。タコベル日本に作ってほしいです。

 

ペイソンを過ぎると道は片側一車線になり、速度が下がります

 

ここから先は小さな町を通ります。木は茂り、秋の景色が広がります。このあたりで飯にすればよかった

 

森の中を１時間も走っていますが、、

 

あれ、気づけばなんか木が低くなったな、、、

 

 

あれ、乾いちゃった。砂漠に近づきます

 

ま～～～～～～っすぐ

 

後ろにはまだ緑の森が見えてます

 

やがて低木も消え、草原というか砂漠へ。ハイデザートと呼ばれるエリアに入りました。高原砂漠というんでしょうか、標高は１８００ｍぐらいあります

 

最初に目についた建物は、州立ウインスロー刑務所でした。ひえ～～

 

そしてウインスローに到着

 

ウインスローは大陸横断鉄道やルート６６で栄えた町です。鉄道会社が線路をひき駅を作り、そして町ができました。

 

本日宿泊するホテルに到着。

 

ラ ポサダというホテル。そしてここはウインスローの駅でもあります

 

ステーションホテルとして栄え、ここにはかつての有名人たちが多く宿泊したそうです

 

エミリオエステベスと名のついた部屋です。新しい部屋って事かな。ジョンウエインとかの名前の部屋もありました

 

部屋はこんな感じ。これで中ぐらいの部屋です

 

おしゃれ。今日はほぼ満室のようです。こんな寂れた町なのに、、

 

ジャグジーつきです

 

窓の外は旧駅舎。ステーションホテルですからね

 

おしゃれホテルを後に、ウインスローのダウンタウンへ

 

鉄道時代はとっくに終わってしまい、次に来たのはモータリゼーション。ホテルの前もルート６６です

 

５分ほどで小さなダウンタウンに到着。かつてはルート６６の中継地としてにぎわいました。ここのすぐ北はもうナバホ族の居留地で、砂漠観光の基地でもありました

 

一番有名な交差点（コーナー）です。１５年ほど前に来た時には、このロードサインはなく。もっと普通でした。お土産屋が数件。あとは空き家が多いです

 

自動車時代は健在ですが、高速道路の時代になりました。ウインスローは通過されちゃいました。そして今の観光名所はホテルとStandin’ Corner

 

イーグルスのテイクイットイージーの２番の歌詞に歌われているのが、このコーナーということになってます。

Well, I’m a standin’on a corner in Winslow, Arizona
and such a fine sight to see
it’s a girl, my Lord, in a flat bed Ford
slowin’ down to take a look at me.

本当はたまたま語呂が良いので使っただけだそうですが、後からそれっぽく作ったそうです。ちゃんと荷台が平らなフォードのトラックまで置いてあります。やりすぎだけど、結構有名です

 

 

作詞したジャクソン・ブラウンかグレンフライをイメージしたんでしょうかね

 

窓もガラスも実は絵です

 

裏はこんな壁。もともとはここには確か薬局があったんですが、火事で焼けて壁だけが残りました

 

ウインスロー シアター。閉館しているようでしたが、何かやってるんでしょうか。

 

さて話を僕の私事に移します。１５年ほど前にコロラドからドライブしてきて、このコーヒー店で休んでいました。当時はポケベルだったので、友人からの呼び出しを受けました

 

そしてこの公衆電話で会話をし、何かの流れで「ネコでも飼えば？」と言われ、「じゃあ、ウインスローっていう名前付けるわ」と言ったのです。それから数年して縁があって飼ったのが今の愛猫ウインスローです。ちなみに町の名前は正確にはウインズローですが、日本語の語感で濁点がとれちゃいました。そういう場所がここです

 

歩いてホテルへ。鉄道旅行時代は終わりましたが、今でも貨物輸送は盛んです。旅客列車は一日１往復だけだそうです

 

ホテルの全景

 

ホテルの線路側には庭と回廊があり、駅舎へとつながっています

 

ホテルは駅でもあるので、線路側にも入り口があります。かつてはこちらが正面だったんでしょうね。

 

ここはもう駅構内。貨物はかなりの頻度で通ります。塀の上からとりました。ほんの５年前にには自由に入れましたが、事故でもあったのでしょう。今は立ち入り禁止です。

 

かつての駅舎（奥）。今は使われていなくて、ホテルが本当に駅になってまう

 

線路に面した庭

 

回廊の椅子に座り、ボーっと鉄道を見ている方も多いです。お好きな方にはたまらないんでしょうね

 

実はこのホテルに来たのは３～４回目。今までは食事に立ち寄っただけでしたが、その頃はこの正面のゲートはありませんでした。今はフロントの前は通らないと中に入れませんが、自由に出入りできることに変わりはありません。盗難か何かがあったのでしょうね。見事な調度品が多いですから

 

そしてこのホテル、毎年のようにベストホテルやら一度は止まりたいホテルに選ばれています。来れば理由がわかりますが、歴史が香るホテルです

 

ホテルの外は、、、、さびれてるのが対照的

 

 

かつてにぎわったモーテルも、ほぼ開店休業

 

ちょっとちがいますが、映画ガーズで描かれたようなシチュエーションです。結構悲しい街なのです。（カーズは多分隣のホルブロックがモデルだと思います）

 

今も栄えているのはホテルと貨物だけ

 

走る車すらまばらなこの道が、華やかだったルート６６だとは信じがたいです

 

それでもこの街には別の存在理由がありまして、それはネイティブ・アメリカンの居留地への入り口としての顔です

 

そういう顔のほうが本来の顔でしょうかね。ちなみにウインズローという町の名は、当時のサンタフェ鉄道の社長の名前からとったと聞きました。

 

日が傾いてきました。明るいうちにもっと北へ向かってみます。ナバホ居留地を走ってホピ族の居留地へ向かう道です。まっすぐ

 

路肩に止めて記念撮影。ちょうど帰宅時間なのか、家路につく車が結構多いです

 

 

 

リトル・ペインテッド・デザートという場所へ入ってきました。昼間ならここにナバホの人が来て土産物屋を出しているんでしょうが、今日はだれもいません

 

ひとりだ

 

まわりは３６０度地平線

 

写真だとと分かりにくいんですが、微妙に地層の色が違い色を塗ったように見えます

 

トイレと落書き。どこでもおんなじ落書き

 

もうすこし北へ向かいます。

 

日はほぼ暮れています

 

道はひたすら続きますが、そろそろ時間切れ。トワイライトのドライブは美しいですが、夜のドライブは怖いよ

 

あの先にセカンドメサがあり、そこでこの道は二手に分かれて終わります。まっすぐなのに見えません

 

本当に日没。空間の雄大さというのは、残念ながら写真ではうまく表現できませんね

 

西部劇に出てくるような大平原というか岩石砂漠。もう夜が迫っています

 

 

ぽつりと立つ電波塔。こんな場所でも携帯が通じます

 

ぽつりとたってます。さみしそう。

 

先ほどのリトル・ペインテッド・デザートへ再度寄りました。またしても写真では写りませんが、実に美しいし雄大です

 

ホテルに帰ろうか

 

帰りは最高のドライブです。どっちをみてもひたすら雄大で美しい

 

ラ・ポサダに帰ってきました

 

夜はなおさら美しいです。

 

 

ゲートを正面から見たところです。今度は外側に影ができています

 

部屋への廊下はこれでもかと装飾されています

 

広大なロビー。展示もされています

 

そして夕食時間。ターコイズ・ルームという名のレストランです。

 

明るく写ってますが、実際はムーディーなんです。でもおひとりさま。

 

ウインスロー＠ウインズロー

 

ここの名物の甘いコーンとスパイしー黒豆のスープ融合。混ぜたり一口ずつ食べたり。実にうまい。上のマークはターコイズルームのイニシャルです

 

メインはパスタにしてみました

 

本日は９７３０歩。累計３４８５７歩で終了。部屋に帰って風呂に浸かって、出てきたら早くも落ちました。明日はフェニックスに帰ります

 

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