さて、北岳登山に向けてトレーニングに丹沢へやってきました。毎度おなじみのFと塔の岳へ登ります。
ちょうど正午前ぐらいからの遅い開始です。ここで標高は約500m。
出発は二股。ここは林道の終点です。林道の続きをのんびり歩きます
と、思ったら脇にそれて急に急峻になりました。
眺めのないつづらおれの道。
行けども行けども林の中。そして早くも息が上がります。つらい、、
小丸まで1500m。小丸はこの道が稜線に出る付近です。
こんなつまらん道。背中にはトレーニングのため大目の荷物。しかも背面長調整が間違っていて重心がずれてました。Fが直してくれました。
あと1000mで稜線。ってかまだ1000m!
やっと少し植生が変わってきました。
Fのペースについていけません。ちなみにベテランFは軽装です。
ストック登場。足がもうやばいので、手の力を借りて上ります。
まだか
植生がまた変わりました。
眺めも少しだけ。でもかすんでいます。
へろへろ
まってくれ~~~
お、稜線の気配。
道が狭くなり、下草が増える。
だた、霧が出てきた。
見えにくい
あ~あ、完全に霧の中
Fもかすんでいく
幻想的といえば幻想的だけど、眺めは??
遅れる僕を待つ相棒。見捨てないでな。
稜線に出ました。ここですでに標高は1300mほど。ここでしばし熟考。
ばてている僕は正直低い鍋割山へ行きたい。でも予定は塔ノ岳。
あまり変わらないので予定通り塔ノ岳へ
稜線は本来は眺めがよいはずですが、今日はあいにくの霧
アップダウンは少ないといっていたが、けっこうあるよ。
見えないな~、丹沢山系
階段多いし、、、
まだあるよ。。
眺めのないので長く感じます
分岐です。帰りはここから下山します。
鹿だ!
あ~あ、なんにもみえない
階段はますます絶好調。山頂は近いはず
裾の内側が汚れるのは未熟者の証だそうです。
小屋が見えるということは、山頂です
到着~
塔ノ岳1491m!1000m登りました。トレーニング的には十分でしょ。
それにしても霧が晴れません。遅い昼食にします。
やや疲れたFと、
どっぷり疲れた私
13257歩。日帰りなのに、なぜか寝袋まで持っています。過剰な荷物はトレーニングですから。
おや、霧が晴れてきました
遅れているので下りましょう。
眺めのある稜線は気持ちいいです。
こうみると急なくだりですね。
鹿さん、まだいました。
先ほど霧の中で撮った場所と同じ場所。
分岐から「金冷し」を通って下ります。
先ほど歩いてきた稜線が見えます
広い場所に出ました
水墨画風です
それにしても荒れてます。
このルートはかなりメインルートで、多くの人が歩くそうです。
延々と下ります
以前はここは赤土むき出しだったらしい。今は植生を復活中。
一見、水が流れた跡に見えるけど、実は人が削ったんですね
そういうことを解説してくれるF
つかれてるな~、おれ。
下界が見えました。まだ遠い、下りましょう。
登山道にあった不思議な機械。たぶん、人数を数える機械だと思います。
ここでメインルートを離れます。あと40分。
この尾根線を下る道はマイナーなようです
林の中をひたすらガンガン下ります
杉の根っこと戦いながらの下山です。
このルートを示すテープだけが頼り
頼りないよね、、
とにかく沢へ向かって降りると、そこが二股のはずです。
沢が見えました。
森の中の道になりました
ずいぶんと暗くなりました。
沢へ出ました。
ここで手を洗い、沢沿いに下ります。
さて困ったことが。沢が合流するところで、Fが「道が見つからない」と言い出しました。迷ったようです。谷間では暗くなり、道がよく見えない。沢登りもするFだけなら沢を無理やり下れたでしょうが、装備がありません。僕は無理です。一瞬、遭難の二文字が浮かびましたが、十分な衣服と食料があるので最悪でも1泊ビバークはできます。結局、山の鉄則にしたがいました。「沢をくだらない」「迷った場所まで引き返す」です。尾根線ではテープでルートは確認していたので、沢に出たところまでは間違っていません。手を洗った場所に戻ります。
無事に道が見つかりました。暗いからなのですが、人はどうも下へ向かう性質があるようです。正しい道は若干上流向きにありました。「ぎりぎりだったね」と苦笑い。よかったよかった。
再び中腹の道。二股の駐車場は近いはず。
見えてきました。
今度は大丈夫でしょう。車も見えます。
無事に下山。ここに一枚の行方不明者捜索のお願いの張り紙がありました。行方不明らしいです、、、このルートでしょうか。よかった、冷静に対応できて。
23362歩で無事下山
迷子騒ぎから開放されて、ほっとしている僕。森の外はまだ明るいです。
雨が降り出しました。沢が増水する前に林道を抜けたいところです
人里近し
虹ですね。
バイバイ丹沢。なめたらいかんね、丹沢も。
こんな感じのルートでした。
標高差は約1000m。北岳登山のトレーニングとしては十分。そして緊急時対応訓練にもなりました。
自然は油断すると牙を剥くね。気を引き締めていきましょう!
0 件のコメント:
コメントを投稿