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2009/07/19

丹沢・塔の岳(北岳へのトレーニング)


さて、北岳登山に向けてトレーニングに丹沢へやってきました。毎度おなじみのFと塔の岳へ登ります。


ちょうど正午前ぐらいからの遅い開始です。ここで標高は約500m。


出発は二股。ここは林道の終点です。林道の続きをのんびり歩きます

と、思ったら脇にそれて急に急峻になりました。

眺めのないつづらおれの道。

行けども行けども林の中。そして早くも息が上がります。つらい、、


小丸まで1500m。小丸はこの道が稜線に出る付近です。


こんなつまらん道。背中にはトレーニングのため大目の荷物。しかも背面長調整が間違っていて重心がずれてました。Fが直してくれました。


あと1000mで稜線。ってかまだ1000m!


やっと少し植生が変わってきました。


Fのペースについていけません。ちなみにベテランFは軽装です。



ストック登場。足がもうやばいので、手の力を借りて上ります。


まだか


植生がまた変わりました。

眺めも少しだけ。でもかすんでいます。


へろへろ


まってくれ~~~


お、稜線の気配。

道が狭くなり、下草が増える。


だた、霧が出てきた。


見えにくい


あ~あ、完全に霧の中


Fもかすんでいく


幻想的といえば幻想的だけど、眺めは??

遅れる僕を待つ相棒。見捨てないでな。

稜線に出ました。ここですでに標高は1300mほど。ここでしばし熟考。
ばてている僕は正直低い鍋割山へ行きたい。でも予定は塔ノ岳。


あまり変わらないので予定通り塔ノ岳へ


稜線は本来は眺めがよいはずですが、今日はあいにくの霧


アップダウンは少ないといっていたが、けっこうあるよ。


見えないな~、丹沢山系


階段多いし、、、


まだあるよ。。


眺めのないので長く感じます


分岐です。帰りはここから下山します。


鹿だ!


あ~あ、なんにもみえない



階段はますます絶好調。山頂は近いはず


裾の内側が汚れるのは未熟者の証だそうです。

小屋が見えるということは、山頂です




到着~


塔ノ岳1491m!1000m登りました。トレーニング的には十分でしょ。

それにしても霧が晴れません。遅い昼食にします。



やや疲れたFと、


どっぷり疲れた私


13257歩。日帰りなのに、なぜか寝袋まで持っています。過剰な荷物はトレーニングですから。

おや、霧が晴れてきました


遅れているので下りましょう。


眺めのある稜線は気持ちいいです。


こうみると急なくだりですね。


鹿さん、まだいました。


先ほど霧の中で撮った場所と同じ場所。


分岐から「金冷し」を通って下ります。


ここが金冷やし。稜線が狭くて金が冷えるらしいですが、今は改修されて冷えませんでした。


先ほど歩いてきた稜線が見えます

広い場所に出ました


水墨画風です


それにしても荒れてます。


このルートはかなりメインルートで、多くの人が歩くそうです。


延々と下ります


以前はここは赤土むき出しだったらしい。今は植生を復活中。


一見、水が流れた跡に見えるけど、実は人が削ったんですね


そういうことを解説してくれるF


つかれてるな~、おれ。


下界が見えました。まだ遠い、下りましょう。


登山道にあった不思議な機械。たぶん、人数を数える機械だと思います。


ここでメインルートを離れます。あと40分。

この尾根線を下る道はマイナーなようです


林の中をひたすらガンガン下ります

杉の根っこと戦いながらの下山です。

このルートを示すテープだけが頼り


頼りないよね、、


とにかく沢へ向かって降りると、そこが二股のはずです。

沢が見えました。


森の中の道になりました


ずいぶんと暗くなりました。


沢へ出ました。


ここで手を洗い、沢沿いに下ります。

さて困ったことが。沢が合流するところで、Fが「道が見つからない」と言い出しました。迷ったようです。谷間では暗くなり、道がよく見えない。沢登りもするFだけなら沢を無理やり下れたでしょうが、装備がありません。僕は無理です。一瞬、遭難の二文字が浮かびましたが、十分な衣服と食料があるので最悪でも1泊ビバークはできます。結局、山の鉄則にしたがいました。「沢をくだらない」「迷った場所まで引き返す」です。尾根線ではテープでルートは確認していたので、沢に出たところまでは間違っていません。手を洗った場所に戻ります。


無事に道が見つかりました。暗いからなのですが、人はどうも下へ向かう性質があるようです。正しい道は若干上流向きにありました。「ぎりぎりだったね」と苦笑い。よかったよかった。


再び中腹の道。二股の駐車場は近いはず。

見えてきました。

今度は大丈夫でしょう。車も見えます。

無事に下山。ここに一枚の行方不明者捜索のお願いの張り紙がありました。行方不明らしいです、、、このルートでしょうか。よかった、冷静に対応できて。


23362歩で無事下山


迷子騒ぎから開放されて、ほっとしている僕。森の外はまだ明るいです。


雨が降り出しました。沢が増水する前に林道を抜けたいところです


人里近し


虹ですね。


バイバイ丹沢。なめたらいかんね、丹沢も。


こんな感じのルートでした。
標高差は約1000m。北岳登山のトレーニングとしては十分。そして緊急時対応訓練にもなりました。

自然は油断すると牙を剥くね。気を引き締めていきましょう!

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