ページ

2009/02/28

Day9 移動移動移動

92787歩。外はノルウェーの森。昨夜はインド人親子と話し込んだので、部屋に帰ったら倒れこみました。
時計は9:41ですが、フィンランド時間です。ノルウェーとフィンランドには1時間の時差があるんです。

ホテルでついている朝食バイキングを食べて出発。ここはノルウェー時間でも、レンタカーの返却時間はフィンランド時間。16:30までに450km先のロバニエミ駅まで雪の国境の一般道を、、、、無理。つかないな。

車のエンジンをヒーターで暖めてあるので、極寒でも一発始動。この車、ほぼ新車でした。


雪のアップ。見事な結晶になっています。


ガソリンは十分あるのですが、非常用に水と食料を買って積みます。何があるか分からないですからね。


犬は元気だなー。氷点下19度。

カラシヨークは樹氷だらけで、ありがたみもないです


黒い部分も凍結です。
でもスパイクタイヤはちゃんと走ります。


あの橋の向こうはフィンランド。国境といっても、シェンゲン協定国同士は看板だけ。

ただし、この先からはEUです。
ノルウェーはEU国ではありません!

だから一応、税関はあるんです。僕は素通り。
財布の中のノルウェー・クローネ、どうしよう。

フィンランドサイドは道が悪くなります。ここは主要な国道ではないので仕方ありません。

相変わらず樹氷。白樺です。


電線も白くなってます。

ここで道は主要道路に。ここまで100kmぐらいは走ってます。


行きに泊まったイナリという町で一服。
急いでいるのでガソリンスタンドでハンバーガーです。

道が良くなりましたね。雪が少ないです。

サーリセルーカ付近。世界最北のスキーリゾートだそうです。空港があるので日本からのオーロラツアーはここへ来ます。オーロラはもっと北のほうが真上にくるんですよ!

路線バス。これが意外に高いです。冬は減便中。


またガソリンスタンドで休憩とガソリン補給。


フィンランドのプリペイド携帯にも少しお金を足します。


不思議な霧。地表だけに出ていました。

木々が立派です。知らない間に植生が変わっているんす。

行きにも寄ったガススタンドで僕に給珈琲。そろそろ限界。
レンタカー店に電話して返却が遅れる事を伝えます。

このシフトにも慣れてきました。やっぱり雪国はマニュアル車だね。

北国の冬の太陽は元から低いので沈みそうで沈まない。眩しくてまいった。

やっと沈んでくれた

とおもったらまた復活。眩しすぎます。

サングラス持ってて良かった。

今度こそ日没。

ここは例のサンタ村。つまりここで北極圏を出ます。

サンタさん、例の事たのんだよ。

ついたついたロバニエミ。返却時間を遅くしたので、もう焦りはありません。
返却前の給油。

駅で今夜の夜行の切符を買います。込んでいてシャワー付きはありませんでした。仕方ありません。

ダウンタウンで夕食

ひさびさにイタリアン


そして列車の時間に合わせて返却。ここに停めて、鍵は駅の返却箱にいれとくだけ。だいじょうぶかな、このシステム。以前請求額でトラぶったことがあります。


列車は同じでも、、、

今度は1階部屋。

973587歩。本日は4570歩で終了。でも移動はまだ続きます、寝ている間にも。おやすみなさい。


そうそう明日の宿をさがさねば、、、、などとやっていると途中駅で猛烈にドアをノックする人が。同室者がいたのだ。おかしい。僕は1等チケットを持っている。1等チケットだと貸切で相部屋はないはずだ。でも車掌が検札に来てもそのまま去っていく。なにかの手違いだろうが、仕方ない。どうも相手も口に出さないが怒っている。ひょっとしたらダブルブッキングかもしれない。相部屋でもなんでもいい、もう疲れたので寝る。おやすみなさい。



この旅の目次へ

2009/02/27

Day8 最北端、オーロラ、親切心

今朝は除雪車の音で目覚めました

80279歩から。

ホニングスバーグは観光と漁業の町

ホテル代には朝食がはいってます

晴れてるでしょ

でもすぐに雪に変わりました。そういう場所なんです、ここは。


小さな漁船。これで北極の海にでる。昔は漁師の4人に1人が天寿を全うせず事故死したそうです。きびしい。


また車がゆきだらけ


今日は欧州本土最北の岬へ行くよ。でもまず町を散歩しますか


これは桟橋によくある係留するやつ


最北の地で渡り鳥風に決めてみました。脚だけね。

海鳥も泣いているぜ

演歌の町です。最北端の岬、ノールカップには冬季は自家用車では行けません。除雪車のあとをツアーバスがコンボイで行くそうです。


観光案内所に行くと、今日はノールカップ行きのバスはないそうです。クルーズ船のツアーに混ざるって行くようにと言われます。それだけで1万円とはトホホ。


カフェもさみしい、、演歌だ

町はドイツ軍が撤退時に焼き払ったので、戦後に再建されたもの

カモメも悲しげ

北緯71度26分。ここが連絡船の桟橋です。以前は道が封鎖されましたので、冬は連絡船が命綱でした。


あ~、サブちゃんの似合う町



なぜかそりが置き去り


猫発見


黒白だ。最北の野良猫?

♪北の町ではもう、、悲しみを暖炉でー。襟裳岬は北緯41度。ここは71度!


でも北極圏なのに海は凍らないってのはすごいです。メキシコ湾流のおかげ



変な鳥だね。

博物館も昼から、、、ツアーバスは11時45分


一般車禁止と書いてある

バスが客を待つ。かなしいまちだ


また雪だ。北のー漁場はよー♪
お天気雪です

やっと連絡船が来ました。演歌だ~


あれれ。立派過ぎ。演歌じゃない。


沿岸急行船と私


着くとまるでビルのよう


船がついて町が急にリゾート気分になった。困ったのは、この船のガイドがバスツアーに参加させてくれない。このガイド、実にオカマっぽい英語を話す。金を払うといっても船の人専用だからだめだと。タクシーでいけとか言いやがる。オカマ野郎、おれはしつこいぞ。


てなわけで観光案内所に頼んだら、係の人が「なんでだめなの?」って交渉してくれて乗れた。すんなりとバスに乗れた。あきらめないんだよ、おいらは。


でも250人の団体さんの一部はつらい。


北の漁場がいきなりめいっぱい観光地


こいつに先導されて除雪しながらきました、この最北の観光地ノールカップ。


見よ、この人々。年寄り率が高いです。


この先2000kmで北極点。近いような遠いような。実はこの先にスバルバル諸島があって、町があって人が住んでます。すごいよな~。


風が強くて寒いっす



80806歩、万歩計が欧州最果ての地に着く


自分撮りをしていたら、イギリス人のおばちゃんが「撮ってあげるから」って無理やりとってくれました。
そのあと僕も撮ってあげました、無料で!


海を見てると演歌なんだが、、、、、


実際は背後では記念撮影大会


250人ですよ、撮ったり撮られたり。日本人ツアー客もいましたね。もちろん今だけ僕もその一部。


さむいので建物へ避難

無料のスープ、、、というかツアー代に入っているんだね。これだけ人がいて、真冬の陸路を来たのはボクだけです。

ここです

あやしい妖精かな??


なぜバスかわいいんだ。ピカチュウ?


帰りも窓側じゃないので写真が撮りにくい

港へ帰ってきました。うーーん、後悔した。無理していかなくてもよかったかも。でもだめだって言われると行きたくなるんだよ、オカマ野郎ー!

再び一人旅に。


ヨーロッパ(陸続き)最北のガススタンド


帰るぞ!今夜は国境の町カラショークへ。まだ250kmあるのに4時だ。

ほどなく日没

海底トンネルで大陸へ。あ、ここも島だっていったっけ?

大陸だって風景は一緒。

オホーツク海だって言われれば見えなくもない

親不知と言われれば見えなくもない。

まだまだ。とにかくガススタンドでコーヒーとトイレのドライブ

何か変だ

スノーモービルです

暗い!急がねば!オーロラを見るのに!

でもトナカイ注意。マジ危ないんです、こいつら。


オーロラ、、かと思ったら雲。


道とガソリンスタンドばっかりですみません


たまには変わった絵を。
小さい子供用がほほえましい

座ってみました

ノルウェーも緑茶ブームっぽい。でもアールグレー緑茶


途中でふと見上げると、、オーロラだ

これだね。宿には遅れる旨を連絡して撮影開始

寒い。マイナス15度。

場所を変えて撮影

ブレーキランプをつけてしまったものも、ありだな。


みよ

激しくなりました

動いています

瞬きます

本物だー!

さらに場所替えます、真上にこい!

きたーーーー

みよ真上のオーロラ

オーロラの真下だ。これで旅の目的完了。帰れます。


さて興奮ぎみでしたが、実は車を止めた所が悪く、軽くスタックしました。とりあえず非常時はハザードを付けると聞いたので点灯して自力脱出の準備をしていたら、5分もしないうちに3台の車が止まって、あれよあれよとあっというまに脱出させてくれました。お礼をしなきゃなんて言っていると「きにすんな」「よくあるんだよ」「次はおれの番かもしれないから」などと言い残し去って行きました。ノルウェー人って暖かくてさわやかだー。(昼のクルーズ船のガイドを除く)


遅れてホテル到着

これがラップランドの歴史がモチーフのホテルです。ここは彼らの土地ですから。


ここは寒冷地なので、バッテリーをヒーターでくるんでおきます。

柱のコンセントにプラグイン。
ハイブリッドじゃないよ。


建物中がこんな絵です


部屋も

こんな感じ

廊下も

レストランも

ロビーも

ここで遅い夕食


くつろぐ私

トナカイのステーキですぜ

暖炉の前も

夕食後、インド人の親子が話しかけてきました。このすこし南のほうに住んでいるそうです。どこにでもインド人はいると自分で言ってました。


92787歩。12508歩ってそんなに歩いたかな?
(この万歩計は歩行以外の振動は数えないので歩いてます)
おやすみなさい

この旅の目次へ