2019/08/08

仙丈ヶ岳登山 旅後記




今年も無事に下山できてよかったです。今回の一番のトラブルはトイレ問題。ポータブルトイレの携帯の問題ではありません。やる場所です。森林限界上の絶景の中で「トイレに行きたい!やばい」というのは初めてです。命には関わらないトラブルのようですが実は危険。


なにせ木も生えぬ稜線上の登山道、身を隠せるものも場所もありません。素直に漏らす大人はいませんし、多くの登山者の前でキジ撃ちもできません。どうしてもなら無理やり稜線のルートから外れて崖下に隠れて、、、なんてやろうものなら踏み外し滑落なんてことも。うんと困った問題です。小屋まで我慢できてよかった


そういう問題はあったにせよ登頂もできましたし、ややガスってましたが景色も眺められました。


もう一つの問題はブログを書くソフトの不具合。流れ作業で大量の写真をあげられて便利だったのですが、ブログ仕様変更により使えなくなりました。DAY1は読めないブラウザがあると思いますが、、、、、正直今から直したくないので、、、ゴメン。さてこれから旅日記どうなるかな。



今回も山につれてってくれたFジイに感謝。そして最後まで読んでくれた皆様にも大感謝です





2019/08/07

仙丈ヶ岳 Day3: ご来光を見てからゆっくり下山

 
おはようございます。まだ薄暗い4時前からから多くの客はリュックを担いで出発しています。仙丈小屋はカールの中のためご来光が見られないのもあって、頂上でご来光を見ながら食事をして縦走や下山という本気な方々。そして僕は「朝食はご来光から帰ってからでいいですよ。15分も登れば稜線で日の出はみれますから」という小屋番のアドバイスにより、近くの稜線でご来光を見てくる手ぶら組。


手ぶら組でもかなり遅出で、いそいで近くの稜線へ。もう空は白んできています



 
振り返れば小屋の明かり。よくみると頂上や稜線にも登山者の明かりが


稜線上の案内板が見えました。昨日、緊急トイレのために下ってきた分岐です


分岐から少しだけ登るとこの眺めって、まだ暗いね



左から富士山、北岳、間ノ岳。日本の1、2、3が順に並んでいます
1、2、3をアップに



こちらは隣の甲斐駒ヶ岳。日はこちらから。

日の出とは逆ですが伊奈側です。雲海の切れ間から街明かりも見えます


甲斐駒の左奥が八ヶ岳連峰。右の日が昇ってくるあたりが奥秩父らしいです


こちらは我らの仙丈ヶ岳。ここにはお子さんを含めて10数名の方がいらっしゃいました。



この場所だって標高2950mです。



いよいよな感じ


3776mの富士山頂にも、きっとたくさんの登山客がご来光をまっているのでしょう


そしていうまでもなく北岳でもご来光まち。
あちらは3193mですが、頂上直下に小屋がありますから。


右手の間ノ岳3189mの上にも、たぶんこれから縦走という猛者がいるに違いない。



 甲斐駒ヶ岳は2967mにもいるね、ぜったい。

 
だいぶ明るくなり、写真でも他の方が見えだしました


日本の1、2、3と私。ちなみにFジイは小屋で寝てます


何故かほぼ毎回、Fジイはご来光は見ませんね。


見飽きたんでしょうかね、山登りすぎて


富士山、さすがの美しさ。右が北岳に隠れてるのが残念ですが。



「おう、おいらをわすれんなよ」とばかりの2位の存在感


さてメインのご来光の方向です。甲斐駒ヶ岳ごしの奥秩父


まだかな、、、


まだだな、、、



お、そろそろだ


あけましておめでとうございます、、な感じのお日さま登場


 
いっきに周りが明るくなり


今までと景色が変わります。このあたりは山梨長野県鏡です。ずっと県境を行ったり来たりしております



 
雲海もはっきり見え


甲斐駒の上の人影まで見えるよう


 
拡大したら、本当は頂上の祠や碑などでした


うってかわってこちらは北アルプス、穂高方面。霞んでいるので画像加工します
   
 右のとんがってるのが槍ヶ岳、中央付近が穂高岳連峰。
手前に幾重にも峰が重なってますね


 
ついでに甲斐駒ヶ岳も画像加工

 
インチキですが、神々しいです


 
さて、他の方々と小屋への帰路につきます。一時間以上稜線にいたので冷え切っております


薄手ダウンと雨具の組み合わせで上半身はいいのですが、下半身がね、、寒い


小屋に帰り、急いで朝食を食べ荷造りをしましたが、この間写真撮り忘れました。そして歩数もここまでノーフォト。写真は荷造り中に



 
さあ飯も食ったし、出発です。


 
今回もご来光をパスして睡眠たっぷりのFジイ登場。

 
 出発は6時22分


 
きれいだったわ、この山小屋


そしてこの水、うまかった。でも例年お盆頃には枯れちゃうそうです。ここで水を補充して下山です



下山は気分を変えて別ルート


昨日の尾根ルートと違い、すこし谷間です


またしても高山植物、名前不明


 
なんかいつもみるけど、なんだっけ


ベテラン山男のFジイも植物は詳しくないです


あっという間に低木帯。山頂がまだ見えています。昨日の午後、遅く登って来た人は安全のためにこのルートでした。ゴロゴロこわいからね



 
またしても高山植物


見晴らしの良い場所で休憩。山頂が見えて、その直下のカールがあって、、、



その真中に仙丈小屋。良いロケーションです


なにやらアミの中を行く


ここでも鹿が多いのね


ここらでちょっと朝のお勤めの残りが降りてまいりました。低木帯だからその気になればキジも打てるというという安心感


 
でも馬の背ヒュッテが近いので我慢。朝冷えたからな、、


小屋のそばで頂上が見えました

仙丈小屋も見える


馬の背ヒュッテに到着。こちらのトイレをお借りします。


トイレが有るってありがたいです。そしてここが北沢峠までの最終トイレ。入り口の箱にチップを入れます


30分歩いて標高は2576m(だいたい)。300mくだりました。


馬の背ヒュッテを出発です。写真では読みにくいですが、北沢峠まで1:30~2時間
だそうです。

 
お花

ハチさんがお食事中


 
このあたりでFジイには欲がありまして、できれば1本前の10時の林道バスに乗りたいらしいです


 
順調に行けば間に合うようです。のがすと3時間待ち。もともとはゆっくりしようと言っておりました、十分間に合うとなると欲が出ますね

谷間で再び分岐。我々は大滝頭へのトラバース道をいきます。手前に曲がると別ルートで沢筋を北沢峠の下の林道まででます。


 
ここから沢を何本も渡ります


 
橋ほぼないので岩伝いに

きれいだな~~、なんて言う花かな


しばらくいくと藪沢小屋。素泊まりのみの山小屋

通過します


お手洗いはありますが、携帯式のトイレを持参して利用する部屋です。



 
あと90分



 
ケロリンのおいてある水場を道は横切ります



これはわかるぞ、たぶん。トリカブトだろ


 
沢を何本も渡ります


雨とか降ってたら大変そう。というか危なそう


でも涼しくてよろしい


 
滑らないように気をつけて、、、


 
一部に崩落で迂回の場所も

 
でも危険箇所はなかったです



 
唯一の鎖場www ロープだけど


 
トラバース道なのでしかたないがいやってほど沢を越えます


 
結構広めのも



 
そしてなんとなく上りがはじまり、、



 
人影が遠くに感じられたら


大滝頭到着です


 
行きの、にぎやかなメインルートに合流。ちなみにここも県境


結構バテてます。暑い。


ただここから歩きやすい勝手知ったる道


そしてバスの時間が気になるFジイ


どんどん行っちゃいます。写真部は置き去り。


 
 ここでまた分岐。これをいくと峠より下のテン場にいくようです。


まあ昨日より順調

林間のきれいな歩きやすい道をサクサク行きます。このあたりはもう2合目


 
足元の地衣類もきれいです


 
なんかのんびりしていたいけど、後ろのFジイが急ぎたがっております


ほんとうに「森」って感じの場所です



1合目、もうすぐ峠



もう時間は十分まにあいます


30分前に北沢峠が見えてきました。別の団体さんは山梨県側の林道バスに1人間に合わないとか掛け声が飛んでいます。


あちらは45分発のようです。最後尾の人をリーダーがかばいつつ急かしておりました



 
長野側の我々は余裕の到着。9:30ですのでバスまで30分
 

標高は2016m(だいたい)


32695歩ですから、小屋から11826歩
たしかにFジイの言う通り、ここで3時間も時間をつぶすのはつらいかな


峠の小屋でお茶ゲット。300円ぐらいだったかな。でもうまい

さてこちらは山梨側の林道バス。広河原までゆきますが、広河原はまだ別の登山口で下界じゃありません。そこでさらにバスを乗り継ぎ甲府方面へぬけられます。

こちらは小屋から見た長野側のバス停。待合室の中に番号のついたベンチがあって、そこで順番待ちです。県境な感じです


我々の乗るバスがやってきました。もう一台は山梨側のバスが出発したところです。


 
仙流荘までのりますよ。というか事実上の終点だと思います


行きとはうって変わり最後部の席。でも窓側を確保。ここで注意点は、順番待ちをしていても復路の乗車券を持っていないと後回しです。良い確率で補助席にまわされます。行きに往復券を買いましょう


マイクロバスは、満載の汗臭い老若男女をのせて出発です


途中、車内から鋸山の稜線付近でヘリのホバリングが見えました。バスの運転手によると、道迷いによる遭難のレスキューだそうです。こわいね~~、おやまは

 
林道バスはガンガン下りてゆきます



あっというまに今朝いたお山があんなに遠く


南アルプススーパー林道の終点ゲートを通過





 
仙流荘到着。戸台口バス停が更に先にあるようですが、ほとんどのバスは仙流荘止まり。


 
それにしてもきれいなバスと整備された林道です



帰路はそのまま駐車場へ



 
ピークの1週前だからか平日だからか、駐車場は余裕がありました


Fジイ車で荷物をおろし、登山靴を脱ぐ。これでとりあえず正式に下山です


 
ここからはスニーカー。これもまあハイキングシューズですけどね


 
さあ一気に帰るぞ!っとその前に清流荘で風呂に入りました



日帰り入浴の入り口にボルダリングの壁が。入浴シーンの写真はないですよ


さっぱりした


さあ一気に帰るぞ~~


 
と思ったけど、娑婆に出たらまずこれ。昼時なのでミニ。高遠にて

うまい。でもよく考えたら昨日の小屋でも食べてたわ

昼ですが雲はモクモク


高遠から茅野へ峠越え。昼飯はインター付近のファミレスでともくろみましたが、、、

僕らの走ったルート上には1軒もファミレス等がなく、


乗っちゃったよ


さっきのカップ麺、ミニじゃなくても良かったかも


 
なにやら南アルプスは雲の中。積乱雲が暴れそう



結局県境を超え山梨の双葉サービスエリアへ

それにしても下界は暑いな。とくに甲府盆地の日当たりの良い席は殺人的


二人共、名物らしいソースカツ丼。うまい!
土産も買ってさっさと帰路に


渋滞の時間帯になる前にどんどん進みます

混むかと思った中央道もスムーズで、



あっというまに実家そばのインター通過


暗くなる前、5時半に到着です



今日は実家に愛猫ウーもいないので、Fジイは寄らずにすぐに帰りました。おつかれ!



ということで、遠足はまだ終わっていません。遠足は家に帰るまでです。猫が待つ家は都内です


 
外はきれいな夕焼け。一番星も見えています


夕方の渋滞をやり過ごします


 
とりあえず洗濯物やゴミを始末しないと。今日はこのまま自宅へ帰るから


そして夜~~。ウーを預かってもらってた両親のマンションへ


ただいま~~~


たった3泊だけの滞在だったので、ウエルカムなムード


「おかえり~~。お土産あるだろうな」byウー



あるよ~~


ほれほれ、新鮮にパックした仙丈ヶ岳の山頂で採れたネズミさんだ

証拠写真


 証拠写真2


 
「、、、、、」



「毎年毎年、、、、まんねり~~」


遊んでくれないよね~~~、17歳はかしこいわww


「なにはともあれ、ぶじに帰ってきたよ」


「そろそろあのネタ、あきたわ~~~」byウー

本日の歩数15,494歩(ご来光分含まず)。
合計は万歩計36235歩+初日スマホ8403歩をたして44638歩の山行でした。
今年も無事に帰てれよかったです