2007/12/11

Euro07 DAY 7: ジブラルタル海峡を越えて


97199歩です。今日中に10万歩を越えそうです。
さて、体調の方は吐き気はおさまりましたが、あいかわらず食欲がない。
おまけに朝から頭が痛い。だるさのほうはだんだんとれてきました。
正直言って寝ていたいのですが移動しないと切符を全部取り直しです。
なので無理気味ですが今日はジブラルタル海峡の町アルへシラスへ移動します。

駅のカフェでバナナとマフィンと水を買いました。
とりあえずバナナを食べて頭痛薬を飲みます。


さて、今日乗る列車は朝一番の普通列車。アルへシラス方面は一日3本しかありませんから、乗り逃がしたら大変です。ディーゼル車で所要時間は5時間です。


今見るとだるそうですが、写真を撮ってます。
少しは回復でしょうか。


アンダルシアの夜明けです


アンダルシアと言うとロマンチックですが実は堆肥臭い。
頭が痛いのでこのクサさはつらいです。


そういわれてみると臭いそうでしょ!
このあたりまで、寝たり起きたりでした。


ロンダ着。ちょうど行程の中間ぐらいです。
当初の予定ではここで途中下車して午後の便まで散策の予定でした。
でも無理無理そんなの。このままアルヘシラスまで乗り続けます。
この町はきれいな町らしいです。
ロンダからは渓谷を海までゆっくり下りていくらしいですが、寝てました。

目が覚めると、もうすぐアルヘシラス。
肥料の匂いから潮の香りにかわっています。


アルヘシラス着。ジブラルタル海峡の港町です。


この駅は終点です。線路はここでおわり。


駅舎です。そうそう頭痛は去りました。
ほぼ5時間ぐっすり寝ましたからね。


そして駅前ロータリーの向こうに見えるのが今日のホテル。
距離で決めました。つらいときは駅に近いのが何より。


すごく古びたホテルです。すこし元気になったので出かけます。


潮の香りのするほうへ歩いていくと
湘南、片瀬、島きち丸、、、
どこだ、ここは、、、地元へ帰ってきたか!?

港通りです。港の中へと歩いていくと、、、


モロッコのタンジェ行きのフェリー乗り場です。
結構たくさんの人が並んでいて、船は30分ごとぐらいに出ています。
高速フェリーでたったの90分で、ジブラルタル海峡を越えてモロッコにいけます。
人の顔ぶれも既にモロッコです。

そのまま切符を買いました。でも目的地はモロッコではなく45分でいける対岸の町セウタです。
この体調でモロッコは無理です。セウタは本当に対岸。アフリカ大陸ですがスペインの飛び地です。
ちょっと気軽に往復できる所要時間。東京湾の久里浜-金谷フェリーのようなものです。


フェリーターミナルで普通のサンドイッチを売っていたので食べました。
あとアクエリアス。これが水分補給には最高のようで体がほしがるおいしさです。
万歩計のほうはついに10万歩を越えていました。100760歩。

いよいよ乗船。国内便ですがパスポート検査がありました。
船は巨大な双胴船。

窓辺に陣取りました

アフリカへの渡し舟、という割には近代的な船です。
映画カサブランカのような悲壮感はまったくないです。

この日はかすんでいて見えなかった対岸が見えてきました。
あれがアフリカ大陸です。


距離は短い船旅だけど、ここはアフリカ大陸です。
人生初のアフリカ大陸は船で上陸です。


セウタまで101335歩です。
スペイン領のアフリカですが、空気は対岸とは違い湿っています。

ここがセウタの港です。一応アフリカ!
本来なら町まで10分もないのに今日は行きません。
次のフェリーで帰ります。無理は禁物。


それにターミナル内で帰りの切符を買っている時に
物乞いの婆さんに付きまとわれて困りました。
切符を買うために財布を出してパスポートを提示している脇に立って
袖を引っ張って物乞いしているんです。
その上お釣りに手を出そうとするし服は引っ張るし、、。
当然めぐんだりなんかしませんが、体調不要にはこたえます。


外では物売りのババア、タクシーも客引きしてるし、、、
もうスペイン領だけどスペインじゃありません、ここは。

実際アフリカ中からここへもぐりこもうとする人が多いそうです。
もぐりこんじゃえばヨーロッパ中どこでもいけると思っているようです。
実際はパスポート無しでは船に乗れないので、ここにもぐりこんでもここどまり。
そういう悲しい町でもあります。


港にはためくスペイン国旗。
軍事的要所なのだそうです。

帰りの船がやってきました。
僕はアフリカ向きではないようです。
でも一応アフリカ大陸上陸でした。


さらばアフリカ、来る時は元気な時にファイティングポーズで来ます!
船はジブラルタル海峡を横切りヨーロッパへ帰ります。

帰りの船から見えた英領ジブラルタルです。
こちらはヨーロッパ側の飛び地でイギリス領。
陸続きだから行こうと思えばアルヘシラスからバスで30分です。
でも今回はパス。

帰還。アラブっぽい町アルヘシラスがヨーロッパらしく見えます。


ほらね。

なぜか犬が2匹で自主的に散歩中。
アメリカでは通常犬が放し飼いになっているのは治安が良くないエリアの証拠です。
実際ここではどうなんでしょうかね。。。

ホテルから見た港の夕暮れ。

こちらは山側。このホテルの裏はバスターミナルになっています。
ホテル自体は町では高級ホテルですがね。

さっき駅の売店で買ってきたアクエリアス・オレンジ味。
アクエリアスってアメリカにはないんですがヨーロッパでは売ってるんですね。

今夜の食事です。ホテルは繁華街からは離れています。
それにホテルのレストランはありません。
仕方なく裏のバスターミナルの食堂で夕食。
かなり場末です。作り置きのパエリアを電子レンジで暖めてくれました。
味も場末な味です。食欲もないところでしょぼい味。今日はこれで良しとしましょう。

104743歩。体調はなんとか回復傾向。
あとは食欲が出るのを待つ感じ。

明日の予定。朝の特急でマドリッドへ。
そして夜行でポルトガル・リスボンへ向かいます。

この旅の目次へ

0 件のコメント: